【奈良県宇陀市N様邸 屋根リフォーム】トラブル多発のスレート屋根も、重ね葺き（カバー工法）で快適・安心の住まいに！【施工事例】
2024-02-15
奈良県宇陀市N様邸での屋根リフォームが完了いたしましたので、この記事では全工程・写真付きでご紹介いたします！
【トラブル多発！社会問題の屋根】奈良県宇陀市N様邸の課題
奈良県宇陀市N様の屋根の現場調査は、お隣の方から「屋根がズレている」という報告を受けられたことがきっかけでした。
状態を把握するために屋根の問題箇所を撮影しながら慎重に現場調査を進めました。
＼ブログでは日々、施工の様子をタイムリーにご紹介しています！／
これまでのN様邸の屋根リフォームの記事もご覧ください。
▶【宇陀市N様】屋根リフォーム前の現地調査【トラブル多発で有名な屋根】
【課題①】既存の屋根が塗装不可のスレート屋根 “コロニアルNEO“
N様邸の既存の屋根は、クボタ社製のノンアスベスト・スレート屋根のコロニアルNEOでした。
トラブルが多くて有名な屋根材です。
屋根材『コロニアルNEO』とは…
2001年から2008年の間に販売されていた、アスベストを含んでいないスレート屋根。
以前の屋根材にはアスベストが含まれ、2006年には含有量が0.1％を超えることが禁止され、2011年にはその使用が全面禁止されました。この背景から、ノンアスベストのコロニアルNEOが誕生しました。
しかし、「アスベストを屋根に使わない＝ノンアスベストの屋根を開発しよう」とメーカーが急いだ結果…
「数年経過すると屋根が割れる」といったトラブル・クレームが多発してしまいました。
三重県伊賀市N様邸 施工前の屋根
コロニアルNEOのような『トラブル多発の屋根』については、詳しくはコチラの記事をご参照ください。
▶【宇陀市N様】屋根リフォーム前の現地調査【トラブル多発で有名な屋根】
【課題②】前回の葺き替えから20年！経過劣化による損傷
N様の屋根は前回の葺き替えから20年が経過。
大問題のノンアスベストの屋根で20年の経年劣化となれば、屋根の上での作業ができないほど脆くなっており『塗装不可』の状況です。
【課題③】屋根の劣化…色剥げ・ズレ・割れ
屋根全体が変色、ひび割れ・ズレ・欠けが多く発生し、これらは雨漏りの原因にもなります。
全体的に変色が見られる
ズレや欠けている箇所
割れてしまい、ズレています
コロニアルNEOのような屋根材は、絶対に塗装はしてはいけません！
屋根材はかなり傷んでおり、弱っている状況なので、作業中に屋根材が割れてしまい、余計に悪化させてしまいます。
調査当初はN様も塗装を考えておられましたが、当社よりご提案した施工内容『屋根を重ねるカバー工法(重ね葺き)』でご納得いただきました。
【既存の屋根に新しい屋根を重ねる】重ね葺き（カバー工法）とは？
既存の屋根材を撤去せず、その上をカバーする形で新しい屋根材を設置する、一番人気の屋根リフォーム。
工期と費用面は抑えられ、また周辺への環境対策にも適しています。
【屋根リフォーム｜工程①】防水シート（ルーフィング）を張る
屋根のリフォーム工事において、最重要とされているのが防水シート（ルーフィング）です。
屋根の防水は、この防水シートの施工にかかっていると言っても過言ではありません！
防水シート（ルーフィング）の役割
・下葺き材とも呼ばれる屋根材の下に敷く防水シートのこと
・雨水を屋根内（屋根裏）に入れず、外（軒先）に流す役割を持ちます。既存の屋根の上に張る『防水シート』
この防水シートの上に、重ね葺き（カバー工法）で、新しい屋根材を張っていきます。（施工完了後には防水シートは見えなくなります）
この防水シートを張っておけば、万一、台風や突風とともに降る雨が屋根の中に浸入しても、防水シートの上を流れて外へ排出してくれるので、雨漏り防止になります。もちろん屋根材も雨が浸入しにくい形状ですが、防水シートがあれば更に安心！
危険！防水シートを省くと雨漏りする！
値段を安くするために、防水シートの工程を省く方がたまにいますが、それは止めたほうが良いです！
防水シートを省くとダメな理由
【理由①】
最近の天候は、急な豪雨や突風がくることが多く、雨漏りする確率が年々上がっています！
【理由②】
屋根のメーカー保証がつかなくなってしまう！
防水シート張り｜施工中の様子
【屋根リフォーム｜工程②】役物の取付け
役物とは、屋根と外壁で用いる板金部材のことです。
【役物①】セットバックスターターの取り付け
セットバックスターターとは、屋根材を軒先から少し内側にずらして取り付ける金物です。
カバー工法で屋根材を張り替えた場合、屋根の高さが上がる可能性あります。そのために、雨水が樋を超えて室内に浸入する可能性が出てきます。セットバックスターターを取り付けることで屋根材を少し内側にずらし、雨が樋を超えるのを効果的に防ぐことができます。
つまり雨漏り対策として重要な役割を果たす部材といえます。
屋根の重ね葺き（カバー工法）のリフォームをする際は、セットバックスターターを確実に取り付けることが大切です。
【役物②】棟板金の下地設置・水切りの取り付け
屋根の棟は雨や風が当たりやすいため、雨水の浸入を防ぐことが重要です。
棟の下地材を確実に張ることで、その上の棟葺き材（戸建て住宅の最も高い位置に取り付ける屋根部材）をしっかりと固定できます。
また、棟の下地に水切りを設置することで、雨水の流れを外部へ導く排水効果も得られます。
雨水対策のために取り付ける『役物』は完成後には見えなくなってしまいますが、雨漏り防止の観点からとても重要な部材です。
「きちんと施工されているか」工事中に確認をするか、そんなことをしなくても信頼できる業者に任せることをお勧めします。
【屋根リフォーム｜工程③】屋根の重ね葺き（カバー工法）
屋根の重ね葺きは、既存の屋根材の上に新しい屋根材を施工する屋根リフォーム工事であり、別名『カバー工法』とも呼ばれ、最近ではすごく増えている施工方法です。
重ね葺き（カバー工法）が人気の理由
・葺き替えよりも安価で工事が短い（既存の屋根材の処分費が不要）
・塗り替えよりも長持ちする
屋根のリフォームについてご相談してくださる方は、スレート屋根の寿命である築30年前後の人が多いです。
屋根はなかなかご自分で確認することも難しいと思います。
築30年以上のお住まいの方や今のお住まいにご不安がある方は、お気軽に当社の無料診断を受けていただければと思います。
使用する屋根材は『超高耐久 横断ルーフS』
屋根材ニチハの横暖ルーフSの特徴は以下のとおりです。
・遮熱鋼板と断熱材の一体成型
・抜群の耐久性能と遮熱性能を発揮！
・充実のメーカー保証…塗膜15年、赤錆20年、穴あき25年
・重ね葺き（カバー工法）で使用する屋根材で、一番人気の商品！屋根材『横暖ルーフS』の効果4つ
①遮熱・断熱効果
②軽い（粘土瓦の1/10、スレート屋根の1/4の重量）
③防音
④災害に強い（風速30m/sに耐える。飛び火性能試験に合格）
施工手順としては、軒先から順番に張り付けていきます。
壁際の板金を付けて、シーリング工事
棟板金を設置
【屋根リフォーム完了】重ね葺き（カバー工法）ビフォー・アフター
【施工前の写真】Before
【施工後の写真】After
【お客様のお声】宇陀市N様より
お隣りさんから屋根がズレていることを教えてもらって、連絡しました。
3社見積もりを取ったけど、一番親切に工事内容のことを教えてくれたし、家からお店が近かったのでお願いしました。
ありがとうございました。
創業50年以上の外壁屋根塗装スマイルは、地域の皆様に支えられて、施工実績数が4900件以上になりました！
外壁や屋根に関する無料診断も実施中です！
お住まいに関するお悩みやご相談がありましたら、気軽にお問い合わせください。
お客様のご要望に真摯に向き合い、安心してお住まいいただけるよう、確かな技術とサービスを提供いたします。
この記事を書いた人
- 外壁屋根塗装スマイル｜店長（診断士・監督・営業）
-
【所有資格】
2級建築施工管理技士
宅地建物取引士
外装劣化診断士
2級福祉住環境コーディネーター
＼ 創業50年以上・施工実績 4,900件以上 ／
一人でも多くの人に適正なリフォームをして欲しくて、一人でも多くの笑顔（スマイル）が見たくて、この事業を展開することにしました。
まだまだ未熟者ですが、精一杯の真心と愛情を込めて対応させて頂きます。
初心を忘れることなく、どんな小さな工事でも喜んでお請け致しますので、お気軽にお申し付けください。
