シーリング切れによる雨漏り被害

窯業系サイディング壁は目地や窓廻りにシーリング材(コーキング材)が充填されています。
それが経年するとひび割れたり剥がれたりして、やがては上記のように雨漏りしてきます。
まずは実際のシーリング材の劣化事例を見ていきましょう。

シーリング材の劣化事例

上記のように目地のシーリング材に亀裂が入ったり、剥離してバックアップ材(白いスポンジのような物)が見えているものもあります。
このようなシーリング材の劣化状況であれば雨漏りしてもおかしくありません。
シーリング材の劣化は一般的には雨や紫外線が原因となりますが、外壁の伸縮や振動に追従できずに剥離や破断したり、または経年による成分(可塑剤類)流出による硬質化や痩せが原因の場合もあります。

もちろん環境によっても変わりますが、このような劣化事象は一般的なシーリング材なら10年、早ければ5年前後で出てくるケースもございます。

また新築当初の窯業系サイディング壁の表面にはクリアー(透明)の塗装がされており、防水性や美観性を維持しています。ただしこれも10年前後で剥離してきます。
そのため一般的にシーリング工事と同時に外壁塗装をされる方が多いです。
(その方が足場等の仮設工事費用も一度で済み、長い目で見ても効率的でお得ですので)
ただし現在では外壁塗装の塗料は長持ちするものが紹介されていますが、シーリング材ではまだまだ少ないです。
外壁塗料や他のものは長持ちするものを使用しても、シーリング材が数年で劣化するようでは非常に残念ですよね。
そこで弊社が出会ったのが、オート化学のオートンイクシード。


このオートンイクシードは実験で30年も長持ちするという結果が出たシーリング材。

紫外線や熱や水分などの劣化因子を人工的に再現して耐候性試験器で検証。

太陽光や降雨から美観を守る「耐候性」をテスト

過酷な条件下で6000時間を突破した驚異的な結果が出ました。
本試験条件下では200時間を1年相当と換算しますので、30年間は長持ちすることが証明されました。
通常のシーリング材は10年でひび割れし、20年では半分以上破断していますが、オートンイクシードは30年経過しても問題ありませんでした。

続いて繰り返し疲労(長期耐久性)試験機で亀裂や剥離の検証。

亀裂・剥離を長時間抑制する「耐久性」をテスト

圧縮30%と拡大30%の伸縮繰り返しを4000回1サイクルとし実験した結果、一般的なシーリング材は1サイクルで破断異常が出ましたが、オートンイクシードは3サイクルでも異常ありませんでした。シーリング材の劣化原因の1つである外壁の伸縮や振動にも追従してくれることが証明されました。

可塑剤を配合せずに柔軟性を実現したオートンイクシード。

劣化原因の1つに、経年すると成分(可塑剤類)流出による硬質化や痩せがありますが、この可塑剤を配合せずに優れた柔軟性を維持できる開発に成功。
このLSポリマーにより硬質化を防ぎ柔らかさを長時間維持できるようになりました。

シーリング材の劣化原因である『紫外線や雨や熱や自然現象による表面劣化』、『外壁の伸縮や振動に追従できずに剥離や破断』、『経年による成分(可塑剤類)流出による硬質化や痩せ』の3つを解消し、長寿命を実現したのがこのオートンイクシード。

通常のシーリング材だと数年で劣化してしまい、そのためだけに足場を組み、シーリング材の打ち替えや修理をしなければいけなくなります。
是非外壁塗装で高耐久の塗料をご希望されるのであれば、高耐久のシーリング材をセットでお考えください。

せっかく良い材料でも、正しい施工方法でないと長持ちしませんので、オート化学様にお願いして講習を受けました。そして最長で10年の製品保証が受けられる修了証書をもらいました。

  • 勉強会の様子

  • 修了証書

ちなみに弊社では標準でこのオートンイクシードを使用しております。
目に見えにくいところですが、少しでも長持ちするよう配慮しております。


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