モルタル外壁塗装の中塗り・上塗り!エスケー弾性プレミアムシリコンでひび割れに強い塗膜へ|伊賀市U様邸

伊賀市U様邸|モルタル外壁の中塗り・上塗りが完了しました

伊賀市U様邸のモルタル外壁塗装は、エスケー弾性プレミアムシリコンによる中塗り・上塗りの2回塗りまで進みました。

「ひび割れを直してもらったけれど、また同じ場所に出てこないだろうか」

モルタル外壁のお住まいの方から、よくいただくご不安です。
実際、補修したはずのひび割れが数年で浮き上がってくることは珍しくありません。

分かれ目になるのは、仕上げに何を選ぶかです。
そして、その塗料を「どの層まで」通しているか。

今回は、三重県伊賀市U様邸で行った中塗り・上塗りの工程を、現場写真とあわせてご紹介します。

モルタル外壁の塗り替えをご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。

上塗りを終えたモルタル外壁。出隅のラインまで均一に仕上がっている

※この記事は工事の途中経過をお伝えする進捗レポートです。付帯部を含めた仕上がり全体の様子は、続編の記事であらためてご紹介します。


【施工データ】伊賀市 U様邸 工事概要

伊賀市U様邸は、ひび割れの多いモルタル外壁を、下塗りから上塗りまで弾性タイプで統一して塗り替える外壁塗装工事です。

施工現場:三重県伊賀市 U様邸(戸建て住宅)
外壁の種類:モルタル外壁(吹き付け仕上げ)
工事内容:外壁塗装工事 / 今回は中塗り・上塗りの工程
ひび割れ補修:Uカット工法+オートンイクシード(施工済み)
下塗り材:エスケー弾性プレミアムフィラー(エスケー化研・施工済み)
上塗り主材:エスケー弾性プレミアムシリコン(エスケー化研・期待耐用年数14〜16年)
担当:外壁屋根塗装スマイル伊賀店(担当:植上)
状況:外壁の中塗り・上塗りが完了。この後、付帯部の仕上げへ進みます


ひび割れ補修と下塗りは、前回までに終えています

U様邸では今回の中塗り・上塗りの前に、ひび割れの根本補修と、高圧洗浄・弾性フィラーによる下塗りを終えています。

最初に行ったのが、Uカット工法によるひび割れ補修でした。
割れた部分を工具で削り広げてから、オートンイクシードを充填して埋め戻す方法です。

削るという発想は、一見すると遠回りに見えるかもしれません。
けれど表面をなでるだけの補修では、材料がひび割れの奥まで届かないのです。
補修のあとは下地調整材で段差をならし、周囲と同じ柄を吹き付けて仕上げています。

伊賀市U様邸のモルタル外壁のひび割れをUカット補修で根本から直した工程はこちら

続いて高圧洗浄で壁の汚れを落とし、十分に乾燥させたうえで下塗りを行いました。
使用したのは、エスケー弾性プレミアムフィラーという弾性タイプの下塗り材です。

伊賀市U様邸の高圧洗浄とエスケー弾性プレミアムフィラーによる下塗りの工程はこちら

U様邸では、この外壁工事の前に屋根の雨漏り対策も終えています。
伊賀市U様邸の屋根カバー工法|雨漏りしていたスレート屋根を横暖ルーフSで重ね張りした全工程まとめもあわせてご参考にどうぞ。


中塗りに入る前、伊賀市U様邸の外壁はどうなっていたか

中塗りに入る時点のU様邸は、壁全体が弾性フィラーの下塗りで覆われた状態でした。

吹き付け仕上げ特有の細かな凹凸は、下塗りを終えても残っています。
モルタルの風合いを平らにつぶしてしまわないのが、フィラーによる下塗りの利点です。

前回の記事でご覧いただいた高圧洗浄後の壁には、補修跡が白い線となって浮かんでいました。
そこでお伝えしたとおり、この線は下塗り・中塗り・上塗りと層を重ねるうちに周囲となじんでいきます。

つまり中塗り・上塗りは、色をつけるだけの工程ではありません。
補修跡を目立たなくし、壁全体を一枚の面として整える工程でもあるのです。


なぜ中塗り・上塗りまで弾性塗料でそろえるのか

U様邸で仕上げまで弾性タイプで揃えたのは、伸びる性質が層をまたいで通っていなければ機能しないからです。

下塗りだけ弾性にして、仕上げに硬い塗料をのせたとしましょう。
下の層は伸びようとするのに、上の層はついていけない。
結果として、表面の塗膜だけが割れてしまいます。

これでは、せっかく弾性フィラーを選んだ意味がなくなります。

U様邸で使った下塗りの弾性プレミアムフィラーと、今回の弾性プレミアムシリコン。
この2つが同じ性質でつながって、はじめて下地の動きに追いつける塗膜になるのです。

ひび割れが多く出ていたお住まいほど、この「通し方」が効いてきます。

なお、モルタルにひび割れが生じる理由そのものは、前回の記事で詳しくご紹介しました。


伊賀市U様邸のモルタル外壁塗装、中塗り・上塗りの全4工程

U様邸の仕上げ工程は、中塗り・塗り継ぎの管理・乾燥・上塗りという流れで進みます。

仕上げの2回塗りで、職人が何を見ながら手を動かしているのかを追っていきます。

工程① 中塗りで、塗膜の「厚み」をつくる

下塗りの乾燥を確認したら、中塗りに入ります。

中塗りは、仕上げ塗料の1回目。
上塗りとまったく同じ材料を使い、2回に分けて塗り重ねていきます。

「同じ塗料を2回塗るなら、1回で厚く塗ればいいのでは」
そう思われるかもしれません。

けれど、それはできない仕組みになっています。
塗料には1回あたりに塗ってよい量が決まっており、一度に厚くのせると乾き方が不均一になるためです。

表面だけ先に乾き、内側が乾ききらない。
そのまま固まれば、塗膜のなかに歪みが残り、割れや剥がれの原因になります。

吹き付け仕上げのモルタル壁にローラーで中塗りを行い、塗った面との差が出ている様子

写真をご覧ください。
ローラーが通った部分と、まだ塗っていない部分で、色の差がはっきり出ています。

この差が、そのまま塗り残しを防ぐ目印になるのです。

U様邸の外壁は吹き付け仕上げのため、表面に細かな凹凸があります。
凹凸の谷にあたる部分は、ローラーを軽く転がしただけでは材料が入りません。
そこで谷にも行き渡るよう、ローラーに圧をかけて塗り進めます。

表面をなでるだけの塗り方では、見た目は塗れていても膜の厚みが足りなくなるのです。

見積書に「中塗り」「上塗り」の行はありますか
別々の行で書かれていれば、何回塗るのかが読み取れます。「外壁塗装一式」とだけ書かれた見積書では、回数を確かめようがありません。

工程② 塗り継ぐ位置を決めて、境目を残さない

広い壁を塗るとき、職人が気にしているのが「どこで塗るのをやめるか」です。

塗料は、塗ったそばから乾きはじめるもの。
一度乾いた面に隣の列を重ねると、その部分だけ厚みが変わってしまう。
光の当たり方によっては、そこが線のように見えます。

これが塗り継ぎの跡。

軒下のモルタル壁にローラーで中塗りを塗り広げ、塗った面との境目が出ている様子

防ぐ方法はふたつあります。
ひとつは、材料が乾く前に隣へ移りながら塗り進めること。
もうひとつが、区切る場所の選び方です。

壁の途中で作業を止めれば、そこに線が残ります。
そこで出隅(外側の角)や入隅(内側の角)、雨樋の裏など、もともと線や影がある場所を区切りに選びます。

サイディングと違い、モルタル壁には目地がありません。
のっぺりと続く一枚の面だからこそ、どこで切るかの判断がそのまま仕上がりに出ます。

足場が外れたら、壁を横から斜めに見てみてください
縦方向にうっすら線が入っていれば、それが塗り継ぎの跡です。正面から見ただけでは分かりません。

工程③ 中塗りが乾くまで、上塗りは始めない

中塗りを塗り終えたら、次の上塗りまで十分に乾燥させます。

この待ち時間は、メーカーが定めた「塗り重ね乾燥時間」に従うもの。
気温や湿度によって変わるため、季節に応じて判断します。

なぜ待つ必要があるのでしょうか。

乾ききらないうちに次を重ねると、内側に水分が残ったまま封じ込められます。
その水分はいずれ外へ出ようとし、塗膜を内側から押し上げる。
これが、ふくれや剥がれとして表れます。

見た目では、乾いているかどうかの判断がつきません。
だからこそ、時間で管理します。

工期を縮めたい現場にとって、この待ち時間はいちばん削りやすい工程です。
けれど削った分は、必ず数年後に返ってきます。

工程表を見せてもらい、中塗りと上塗りが別の日になっていれば、乾燥時間をとる前提で組まれています。同じ日に並んでいたら、その考え方を尋ねてみるとよいでしょう。

工程④ 上塗りを重ねて、塗膜を仕上げる

乾燥を確認したら、いよいよ上塗りです。

上塗りに入る前に、担当の植上が中塗りからの経過時間と当日の気温を確認します。
塗るのは中塗りと同じエスケー弾性プレミアムシリコン。
同じ材料を重ねることで、規定の厚みを持った一枚の塗膜ができあがります。

上塗りで職人が見ているのは、色ではなくムラです。

中塗りと同じ材料のため、塗った直後は「どこまで塗ったか」が見分けにくくなります。
そこで壁を斜めから見て、艶の出方で塗り残しを確認します。

艶が均一に出ている面は、材料が行き渡っている面。
どこか一箇所だけ艶が鈍ければ、そこは膜が薄いということです。

上塗りを終え、艶が均一に出ているモルタル外壁

写真の右側に写っている縦樋(たてどい)は、ビニールで包んで養生してあります。
こうした付帯部は、外壁を塗り終えたあとの仕上げです。

上塗りを終えた壁は、下塗りの段階とくらべて表情が変わりました。
吹き付けの凹凸を残したまま、全体が均一に整い、しっとりとした艶が出ています。

完了報告では、中塗りと上塗りの写真を1枚ずつ
同じ材料を2回塗った現場なら、両方の記録が残っているはずです。


エスケー弾性プレミアムシリコンは、どんな塗料か

U様邸の仕上げに使ったエスケー弾性プレミアムシリコンは、期待耐用年数14〜16年のエスケー化研の外壁用塗料です。

特長① 劣化の原因そのものを抑えるラジカルコントロール技術

1つ目が、ラジカルコントロールという技術です。

塗料の色を担っているのは、顔料と呼ばれる粉です。
その顔料に紫外線が当たると、塗膜を内側から壊す物質が生まれます。
これがラジカルと呼ばれるものです。

外壁が色あせたり、手で触ると白い粉がついたり。
こうした劣化は、ラジカルが塗膜の樹脂を分解することで進みます。

ラジカルコントロール型の塗料は、この発生そのものを抑える設計です。
汚れてから対処するのではなく、劣化の原因を先に押さえておく考え方といえます。

特長② 弾性が壁の動きについていき、雨水の侵入を防ぐ

2つ目が、U様邸で決め手となった弾性です。

エスケー化研によれば、主材に弾性系の材料を使うことで、躯体のひび割れに対して優れた追従性を示します。
下地が動いても膜が伸びて追いかけるため、雨水の侵入を防げるという仕組みです。

あわせて、耐水性・耐アルカリ性にも優れているとされています。

耐アルカリ性という言葉は聞き慣れないかもしれません。
モルタルはセメントが原料のため、その表面はアルカリ性を示します。
アルカリに弱い塗料を使えば、下地の側から塗膜が傷んでいくことになる。

モルタル外壁に使う塗料として、理にかなった選択といえます。


伊賀市U様邸の中塗り・上塗りが完了、次は雨樋などの仕上げへ

U様邸のモルタル外壁は、規定どおり2回の塗り重ねを終えました。

ひび割れをUカット工法で根本から直し、弾性の下塗りで下地を整え、弾性の仕上げ材を2回重ねる。
この流れをひととおり通したことで、ひび割れの再発をできるだけ抑える構成になっています。

この後は、養生してある縦樋などの付帯部の仕上げへ。
続きの工程と仕上がり全体の様子は、あらためてご紹介します。


伊賀市の外壁塗装|中塗り・上塗りでよくいただく質問

中塗り・上塗りの工程について、お客様からよくいただく質問にお答えします。

Q. 中塗りと上塗りは、同じ塗料・同じ色を使うのですか?

はい、基本的には同じ塗料・同じ色を2回塗り重ねます。

同じ材料を2回に分けて塗ることで、メーカーが定めた膜の厚みを確保するのが目的です。
1回で厚くのせると乾き方が不均一になり、かえって耐久性が落ちてしまいます。

なお、業者によっては中塗りの色をわずかに変えることがあります。
塗り残しを見分けやすくするための工夫です。

U様邸では同じ色で塗り重ね、艶の出方で塗り残しを確認する方法をとりました。

Q. 中塗りと上塗りを、同じ日に済ませることはできますか?

おすすめできません。塗り重ねには乾燥時間が必要だからです。

塗料にはメーカーが定めた「塗り重ね乾燥時間」があり、気温や湿度によって変わります。
この時間を待たずに重ねると、内側の水分が閉じ込められ、ふくれや剥がれの原因になる。

見た目では乾いたように見えても、内部はまだという状態はよくあることです。

工期が極端に短い見積もりを受け取ったときは、「中塗りと上塗りの間は何日空きますか」と質問してみてください。
その答え方に、業者の姿勢が表れます。

Q. 塗料が何缶必要かは、どうやって決まるのですか?

外壁の面積と、メーカーが定めた1缶あたりの標準塗坪から決まります。

標準塗坪とは、1缶でおよそ何平方メートル塗れるかを示した目安のこと(「坪」と付きますが、カタログでは平方メートルで表記されています)。
塗る面積をこの数値で割れば、必要な缶数が出てきます。

ここで確認していただきたいのが、その缶数が中塗り・上塗りの2回分になっているかどうかです。
1回塗り分の量しか入っていなければ、規定の厚みには届きません。

「外壁塗装一式」としか書かれていない場合は、内訳をお尋ねください。
塗る面積・使う塗料・必要な缶数を説明できる業者であれば、安心して任せられます。


モルタル外壁の塗り替えで、私たちが気をつけていること

伊賀市U様邸の中塗り・上塗りから、大切なポイントを3つに絞って振り返ります。

1. ひび割れの多いモルタルには弾性タイプを選ぶ
モルタルのひび割れは、素材の性質上どうしても生じるもの。
硬い塗料で仕上げれば、補修した場所から再び割れが出てきます。

2. 弾性は下塗りから上塗りまで通す
下だけ伸びても、上がついていけなければ表面が割れてしまう。
U様邸では下塗り・上塗りとも弾性タイプで揃えました。

3. 塗り重ねの乾燥時間を守る
同じ塗料を2回塗るのは、規定の厚みをつくるため。
その間の乾燥を省けば、数年後にふくれや剥がれとなって表れます。

外壁塗装は、塗料のグレードだけで決まるものではありません。
下地に合った材料を選び、層をまたいで性能をつなげ、待つべき時間を待つ。
その積み重ねが、お住まいを長持ちさせていきます。


伊賀市周辺でモルタル外壁の塗り替えをご検討中の方へ

外壁屋根塗装スマイル伊賀店では、国家資格を持つ診断員による外壁・屋根の無料診断を行っています。

「壁のひび割れが増えてきた」
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「モルタル壁は何を選べばいいのか分からない」

こうしたご相談を、日ごろから数多くいただいています。

モルタル外壁で難しいのが、ひび割れの深さや幅によって必要な補修方法が変わる点です。
表面の細かい割れで済むのか、Uカット工法で根本から直すべきなのか。
これは、実際に壁を見なければ判断できません。

担当の植上は、2級建築施工管理技士・宅地建物取引士・外装劣化診断士の資格を持つ診断士です。
写真を撮りながら劣化の状況をご説明し、いま必要な工事と、急がなくてよい工事を分けてお伝えします。

診断もお見積もりも無料です。その場で契約をお願いすることはありません。

対応エリアは伊賀市を中心に、名張市・宇陀市とその周辺。
お電話でのご相談は 0120-541-100 まで。

ひび割れが気になりはじめた段階で、一度ご覧に入れてください。

この記事を書いた人

植上 功一
植上 功一外壁屋根塗装スマイル|店長(診断士・監督・営業)
【所有資格】
2級建築施工管理技士
宅地建物取引士
外装劣化診断士
2級福祉住環境コーディネーター

\ 創業60年以上・施工実績 5,000件以上 /
一人でも多くの人に適正なリフォームをして欲しくて、一人でも多くの笑顔(スマイル)が見たくて、この事業を展開することにしました。
まだまだ未熟者ですが、精一杯の真心と愛情を込めて対応させて頂きます。
初心を忘れることなく、どんな小さな工事でも喜んでお請け致しますので、お気軽にお申し付けください。

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