【奈良県大和高田市】屋根瓦を水谷ペイントのシリコン塗料で塗装
2020-11-10
奈良県大和高田市 S様の屋根塗装リフォーム工事です。
屋根瓦、しかも特殊なモニエル瓦の塗装ですので、老舗の塗料メーカ―の水谷ペイントのシリコン塗料で塗り替えます。
モニエル瓦の塗装は失敗が多いので、失敗しないポイントに沿ってリフォームしていきます。
目次1 塗装前の高圧洗浄で長持ちするかが決まる
目次2 屋根瓦の塗装は塗料の選択がポイント
目次3 水谷ペイントのシリコン塗料でモニエル瓦を塗装
目次1 塗装前の高圧洗浄で長持ちするかが決まる
塗り替え前に高圧洗浄で長年の苔や藻といった汚れを落とすことで、塗料の密着度合いを高めます。
屋根の洗浄をする時に隣りの家に汚れが飛散することがあるので、通常のメッシュシートの上からさらにブルーシートを重ねます。ご近所に迷惑をかけないようにします。
またこの屋根瓦はモニエル瓦といい、セメント瓦になります。
(このモニエル瓦は現在は製造されていません。)
モニエル瓦の塗り替えはクレームが多く、職人も敬遠するほどです。
モニエル瓦はセメント→着色スラリー層→クリアー(透明)の塗料で仕上げをしている瓦です。
この着色スラリー層が塗料との密着が悪く、はがれやすい性質を持っています。
ですので塗り替えリフォームをする前は、できる限り高圧洗浄でこのスラリー層を除去することがポイントになります。
ここが失敗しない1つ目のポイントです。
ここで手を抜いてしまうと失敗する確率が上がります。
洗浄後になります。
元々のセメントの基材が見えています。
高圧洗浄が終わりました。
目次2 屋根瓦の塗装は塗料の選択がポイント
モニエル瓦に付着している着色スラリー層を高圧洗浄である程度除去しましたが、完全ではありません。
ですので、それでも密着しやすい塗料を選ぶことが大切です。
今回は水谷ペイントのスラリー強化プライマーを使用します。
1回目の下塗りです。
このスラリー強化プライマーはたっぷりと塗りこみます。
この水谷ペイントは昔からモニエル瓦の塗料があり、実績も多数でしたので安心して使用しています。
モニエル瓦のスラリー層の特性を無視して、もしくは知らずに塗料の選択をしてしまうと必ず失敗します。
残念ですが塗装会社や業者でも知らないケースがあります。
1回目の下塗り塗装でした。
このモニエル瓦の塗装には塗料の選択に注意しましょう。
目次3 水谷ペイントのシリコン塗料でモニエル瓦を塗装
モニエル瓦の塗装は失敗が多く、剥がれやすいので、モニエル瓦の塗料として昔から評判の良い水谷ペイントの塗料を使用しました。
2回目の中塗りです。
1枚1枚丁寧に塗ります。
重なり代は刷毛で塗ります。
軒先の端部も刷毛で塗ります。
ここが一番雨水が切れにくく、傷みやすい箇所です。
乾燥させて仕上げの上塗りです。
今回の洋瓦はモニエル瓦といい現在では製造されていない瓦です。
ですので1枚割れて1枚だけ差し替えしたくても出来ません。
割れないように早めに塗装することをお勧めします。
洋瓦の重なり代も丁寧に塗ります。
完成しました。
これで終了です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事を書いた人
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【所有資格】
2級建築施工管理技士
宅地建物取引士
外装劣化診断士
2級福祉住環境コーディネーター
\ 創業50年以上・施工実績 4,900件以上 /
一人でも多くの人に適正なリフォームをして欲しくて、一人でも多くの笑顔(スマイル)が見たくて、この事業を展開することにしました。
まだまだ未熟者ですが、精一杯の真心と愛情を込めて対応させて頂きます。
初心を忘れることなく、どんな小さな工事でも喜んでお請け致しますので、お気軽にお申し付けください。