桜井市　直張りの外壁塗装リフォームで失敗しない塗料選び

奈良県桜井市H様の外壁塗装リフォームです。
今回は直貼りのサイディング壁でして、外壁内の通気が出来ていない工法です。
昔のサイディング壁にはよくありました。
この直貼りの塗装は塗料選びを間違えると失敗する恐れが出てきます。
実際の現場を見ていきます。

前回下塗りでしたので今回は中塗りになります。
今回使用したのはエスケー化研のクリーマイルドシリコンです。

これは透湿性の効果がある塗料です。
透湿性とは内側の水蒸気を外に放出することです。
最近ではシャツやインナーとかでも透湿性の高いシャツとかで良く聞きますよね。
この透湿性の効果のある塗料で内部の結露や水蒸気を外へ放出し、かつ外側の防水効果も発揮する効果もあります。
これなら直貼りの外壁内に結露が発生してもある程度外へ放出してくれます。

逆にこの透湿性がない塗料を直貼りの外壁に塗装すると、新しく塗装した塗膜が内部の結露により膨れる可能性があります。


これで中塗りが終わりました。
ちなみに直貼りの外壁かどうかの確認の方法は、下図のように基礎上の水切りと外壁のすき間に定規を差し込んで、サイディング壁の厚みを計測します。

写真では12mmでした。
これはサイディング壁の厚み分しかないですね。
このように12mm～14mmしかない場合は間違いなく直貼り工法です。
現在はサイディング壁の厚みプラス胴縁か金物の厚みの15mmがあるので最低でも27mm以上の厚みがあります。
塗装会社や業者が教えてくれるかどうかは分かりませんが、知識として参考になれば嬉しいです。

これで終了です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

---