奈良県磯城郡田原本町　20年の塗料で屋根塗装リフォーム

目次1　高圧洗浄を丁寧にしないと失敗する
実際の現場を見ながら説明させて頂きます。

いわゆる日本瓦とは違い、セメント瓦の表面は塗装で防水や保護されていますので、10年を経過すると劣化してきます。なので大体10年前後にで塗装しないといけません。

さらに今回のモニエル瓦の表面には着色スラリー層が塗装されており、これが次に塗る塗装との密着が悪いのが一番気を付けないといけないところです。適当に洗浄してスラリー層を残してしまうと塗装が数年で剥がれてきます。なのでこの高圧洗浄でいかにこのスラリー層を除去するかが失敗しないポイントになってきます。ただこのモニエル瓦は現在では製造されていませんので、割れると差し替えが出来ません。なので割れないようにしないといけません。水圧を強くして除去したいですが、割れると困るので、ここの調整がいつも難しいです。

洗浄が終わりました。ある程度は残りましたが、最初に比べるとかなり除去できました。ちなみに屋根だけでも3時間超はかかりました。失敗しない屋根瓦の塗装は高圧洗浄が命です。
 
 
 

目次2　下塗り塗料を間違えると失敗する
このモニエル瓦の塗装では下塗り材を間違えると失敗しますので注意しましょう。

モニエル瓦の下塗り材は水谷ペイントのスラリー強化プライマーです。

モニエル瓦の表面には着色スラリー層という塗膜があり、これが次に塗る塗料との密着が悪い性質を持っています。なので前回の洗浄である程度除去してから、それでも100％は無理なので、そのうえで密着を高めてくれるこのプライマーを使います。ここの塗料の選択を間違えると数年で塗装が剥がれてきて失敗します。


白濁するくらいしっかりと塗り込みます。

これで下塗りは終了です。
セメント瓦でしかもモニエル瓦の屋根塗装の失敗しないポイントは高圧洗浄を丁寧にすることとモニエル瓦に合う塗料の選択を間違えないことです。塗装会社や塗料選びの参考にして下さい。

目次3　20年の塗料で屋根塗装リフォーム
耐用年数が15年から20年の断熱セラミックガイナを塗装していきます。

中塗りになります。



中塗りが完成しました。

今回使用しているガイナです。

乾燥させて仕上げの上塗り塗装です。



上塗り塗装が完成しました。



断熱セラミックガイナ(GAINA)はジャクサ（JAXA)が宇宙ロケットの先端部に塗布する断熱技術を開発し、それを民間転用されたものです。

 

 

 

熱エネルギーを封じ込めるので冬の寒いを解消する保温や断熱効果と、熱の進入を抑えるので夏の暑いを解消する遮熱効果の両方が得られる塗料です。年々ガイナの実績や効果が認められて、寺社仏閣、公共バスや電車、船や工場等々のあらゆる施設で施工実績があります。NHKや羽鳥さんのモーニングショーやニューススクランブルやtenなどのあらゆる番組に取り上げられています。テレビやメディアにもたくさん取り上げられている今注目の塗料です。

最後まで読んで頂きありがとうございました。