〝セメント瓦とモニエル瓦(乾式洋瓦)〟奈良県・三重県限定 知らないと必ず失敗する屋根塗装 用語集

今回はセメント瓦とモニエル瓦についてです。

 

中でもモニエル瓦(乾式洋瓦)はセメント瓦の一種ですが、

 

この屋根瓦の塗装で失敗している方が多く、

 

そちらをメインにお話していきます。

 

 

 

【メニュー】

①そもそもモニエル瓦って何?

 

②どんな失敗が多いの?

 

③どうすればモニエル瓦の塗装は失敗しないの?

 

 

 

①そもそもモニエル瓦って何?

 

モニエル瓦

 

 

 

 

 

モニエル瓦は洋風の瓦が多く、

 

通常の陶器瓦やいぶし瓦のような

 

粘土を用いて表面に釉薬を塗り、

 

高温で焼き付ける日本瓦ではなく、

 

セメントの上に着色スラリー層で色を付けて、

 

その上にクリアー(透明)のアクリル樹脂系の塗料で

 

塗装された乾式洋瓦です。

 

安価でデザイン性も多様ですが、

 

表面のクリアーの塗膜が

 

10年前後で剥離してきますので、

 

ンテナンスに費用がかかることが特徴です。

 

 

 

 

②どんな失敗が多いの?

 

実際の失敗例

 

 

 

上記の写真は塗装して

 

3年でこうような状態になった事例です。

 

3年で塗膜の剥離が起こっています。

 

職人に知識や経験が無かったか

 

原価を抑えるためにわざと手抜きをしたか

 

のどちらかになると思います。

 

 

珍しいケースだと思うかもしれませんが、

 

メチャクチャ多いです。

 

先日も香芝市のあるお客様から電話で相談があり、

 

同じようなケースで騙されていました。

 

ではどうして3年でこのようなことになったのでしょうか?

 

 

③ではどうすればモニエル瓦の塗装は失敗しないの?

 

失敗の原因は?

 

1.着色スラリー層の除去を怠った

 

2.下塗り材の選定を間違えた

 

のどちらかです。

 

 

このモニエル瓦に付着している着色スラリー層は

 

次に塗る塗料との密着性が異常に悪いため、

 

塗装をする前にできる限り除去します。

 

通常は高圧洗浄やケレン等で除去します。

 

 

 

水圧を上げるか、近づけて表面の塗膜を除去します。

 

 

 

高圧洗浄後

 

 

 

ほとんど除去できました。

 

 

 

これをいい加減にすると

 

どんなに高価な塗料を塗っても剥離します。

 

 

 

 

 

次に下塗り材の選定を間違えないこと。

 

これを知らない職人が多く、

 

モニエル瓦に合っていない

 

下塗り材を使っているケースが多い。

 

 

先程の香芝市のお客様の材料にも

 

日本ペイントのプライマーと記載されていましたが、

 

そもそも日本ペイントには

 

モニエル瓦に合う下塗り材は存在しません。

 

気になる方は直接日本ペイントに電話をかけてください。

 

丁寧に教えてくれますよ。

 

モニエル瓦に適している下塗り材は

 

水谷ペイントのスラリー強化プライマー。

 

 

 

これなら除去しきれない着色スラリー層を固めて、

 

密着性を高めてくれます。

 

これは弊社もよく使用する塗料で密着性は抜群です。

 

モニエル瓦の塗装や塗り替えをする場合は

 

慎重に業者を選びましょう。

 

 

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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この記事を書いた人

植上 功一
植上 功一外壁屋根塗装スマイル|店長(診断士・監督・営業)
【所有資格】
2級建築施工管理技士
宅地建物取引士
外装劣化診断士
2級福祉住環境コーディネーター

\ 創業50年以上・施工実績 4,900件以上 /
一人でも多くの人に適正なリフォームをして欲しくて、一人でも多くの笑顔(スマイル)が見たくて、この事業を展開することにしました。
まだまだ未熟者ですが、精一杯の真心と愛情を込めて対応させて頂きます。
初心を忘れることなく、どんな小さな工事でも喜んでお請け致しますので、お気軽にお申し付けください。

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