【奈良県宇陀市】屋根塗装|塗り替え後の雨漏り防止に縁切り部材のタスペーサーを設置
2021-01-27
危険!
屋根塗装後の雨漏りが増えています!
スレート屋根に多いですが、塗装後に数年経ってから雨漏りする家が増えています。
原因は塗装中に縁切りをしていないこと。
縁切りとは、スレート屋根とスレート屋根の間に付いた塗料を切って、本来ある隙間を確保することです。
塗り替え前のスレート屋根
重なっているところは数ミリの隙間があります。
でも塗装をすると
このように塗料が付きます。
台風や嵐の時の雨であれば、屋根の中に雨が入ることもあります。
その入った雨がこの隙間から排出されます。
でも塗料が付いた状態で、雨が屋根の中に入ったら外へ排出できずに、屋根の下地を傷めつけます。
雨漏りするメカニズム
厄介なのが、すぐに雨漏りせずに数年後に雨漏りするケースが多いです。
また全体的に漏れてくる場合もありますので、気づいたときには大変な被害を受けた後というケースもあります。
また気づいた頃には保証が切れていたりする場合もあります。
そういう最悪なケースもあるので、屋根塗装をする場合は縁切りもセットで考えて下さい。
実際の現場で縁切りをする
奈良県宇陀市N様の屋根塗装リフォーム工事です。
縁切り部材のタスペーサーを入れる。
黒いプラスチックのものがタスペーサーです。
スレート屋根の隙間に入れていきます。
これで人工的に隙間を作ります。
1枚のスレート屋根に2か所入れます。
基本的には、タスペーサーを設置するタイミングは下塗り後(1回目の塗装)、中塗り前(2回目の塗装)です。
今回はスレート屋根の状態が良くなかったので、上塗り後(一番最後)に入れました。
理由はタスペーサーを設置した後に屋根の上を歩きたくなかったからです。
今回のスレート屋根は状態が良くなく弱っていましたので、タスペーサーを入れて隙間を開けたスレート屋根の上に乗って作業をすると、割れる可能性が高くなるからです。
なので一番最後に入れました。
状況をみて臨機応変に変えるのも大切なことです。
これで今日は終了です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事を書いた人
-
【所有資格】
2級建築施工管理技士
宅地建物取引士
外装劣化診断士
2級福祉住環境コーディネーター
\ 創業50年以上・施工実績 4,900件以上 /
一人でも多くの人に適正なリフォームをして欲しくて、一人でも多くの笑顔(スマイル)が見たくて、この事業を展開することにしました。
まだまだ未熟者ですが、精一杯の真心と愛情を込めて対応させて頂きます。
初心を忘れることなく、どんな小さな工事でも喜んでお請け致しますので、お気軽にお申し付けください。