【名張市S様邸の屋根塗装】「20年耐久!」最上クラスの塗料ナノルーフ20を使用!【施工事例】

屋根塗装 上塗り(名張市S様邸)

屋根の塗装は住宅の美観を保ち、耐久性を向上させるために重要です。
今回は、名張市にお住まいのS様邸で行った屋根塗装施工事例をご紹介します。

当社の特別な施工方法と高品質な塗料「ナノルーフ20」を使用した事例です。

「耐久年数だけで塗料を選ぶことは正しいのか」ということについても解説していますので参考にしていただけますと幸いです。

目次

屋根塗装の概要

名張市S様 屋根塗装前

  • 場所:三重県名張市
  • 築年数:30年以上(住友林業で建てられたお家)
  • 施工内容:屋根塗装
  • 塗料:ナノルーフ20 / 水谷ペイント
  • 施工期間:5日間
  • 費用:69万円
  • S様のご要望「今より長持ちする屋根塗装がしたい!

施工写真

屋根塗装前:Before

名張市S様 屋根塗装前 Before

屋根塗装後:After

名張市S様 屋根塗装後 After

施工前の状態

建築当初の仕様書を確認して、富士スレートのエアドリーム30というセメント瓦だと確認できました。

名張市S様 屋根の点検調査

屋根の塗装が剥がれていた(15年ほど前に他社で屋根塗装)

以前、他社で15年ほど前に断熱・遮熱効果があるセラミック塗料「ガイナ」を塗装されたようですが、表面の塗装が剥がれかけている状態です。

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耐用年数15年~20年!の塗料「ガイナ」についてはコチラ

屋根材の「ひび割れ」を発見

ひび割れしている箇所を見つけました。

名張市S様 屋根のひび割れ

 


屋根の調査の様子は、以下の記事で紹介しています。

屋根の洗浄

屋根の高圧洗浄は、塗装前の重要な準備工程の一つです。

洗浄の様子

名張市S様 外壁の洗浄

屋根には、長年の雨風によって汚れ、カビ、苔、鳥の糞などが付着しています。これらを確実に剥がし、塗料の密着性を高めます。

名張市S様 外壁の洗浄

古い塗膜が劣化している場合、それも除去することで新しい塗膜がしっかりと付着します。

ただし、過度な圧力は屋根材を傷める可能性があります。
特に、瓦やスレートなどの繊細な素材には注意が必要なので、丁寧に進めていきます。

名張市S様 外壁の洗浄

不均一な表面を洗浄して平滑にすることで、仕上がりが美しくなります。

洗浄が完了したら、屋根全体を確認し、汚れが残っていないかをチェックし、乾燥時間をしっかり確保します。

下塗り

通常1回の下塗りを今回は2回実施!

洗浄後、乾燥させてから下塗りを行います。

通常であれば下塗りは1回ですが、今回のS様邸では「下塗りを2回実施」することになっています。
なぜ下塗りを2回行うことをおすすめしたのか、以下で解説します。


「塗料をすぐに吸い込む」屋根は下塗り2回がオススメ

名張市S様 外壁塗装 下塗り1回目

屋根に塗布した塗料がすぐに染み込んでいく様子

上の写真は、「塗るとすぐに塗料が染み込んで、乾燥してしまっている屋根」の様子です。

防水効果のある屋根材なら塗るとしばらくは表面が湿っていますが、劣化が進むと屋根が塗料を吸い込んでしまい、すぐに乾燥します。


屋根材は防水効果無し=塗装によるコーディングが必要

カラーベストやセメント瓦の屋根材そのものには防水効果はなく、表面に塗装をすることで防水効果が発揮されます。

その塗装が劣化すると防水効果は落ちて、雨が染み込むようになります。そのような状態であれば、下塗り材も液体ですので屋根材に染み込んでしまいます。


下塗りの目的2つ

下塗りの目的は2つあります。

  1. 上塗り材の密着性を高めること
  2. 屋根材を固めて強化すること

なので、染み込むこと自体は良いことです。

ただ、問題は「染み込みが止まらないまま、上塗り材を塗ってしまうこと」です。


吸い込みが止まらない屋根に上塗り材を塗ると…

以下のような問題が起こってしまい、仕上がりが悪くなります。

  1. 密着不良で塗膜が剥離
  2. 色ムラができてしまう

特に、築年数が古いお家定期的なメンテナンスを行っていないお家は気を付けないといけません。

また、屋根の劣化具合は方角によっても変わるので塗料の吸い込み方に違いが出ます。

  • 東側は、そんなに吸い込みません。
  • 北側西側は、すごく吸い込むということは多々あります。

このような理由から、通常なら下塗りは1回ですが、今回のS様に下塗りを2回塗ることを推奨させていただきました。

施工の様子

1回目

名張市S様 外壁塗装 下塗り1回目

端部は、刷毛で丁寧に塗り進めていきます

名張市S様 外壁塗装 下塗り1回目

2回目

名張市S様 外壁塗装 下塗り2回目

端部は1回目同様、刷毛で。

徐々に、塗った後でも湿っている状態が確認できるようになりました。
染み込みが止まりつつあると言えます。

名張市S様 外壁塗装 下塗り2回目

2回目ですので、吸い込みが止まり、塗った塗料がしっかり確認できるようになりました。

名張市S様 外壁塗装 下塗り2回目

しっかり乾燥させて、次回は中塗りに入ります。


「塗ってみないとわからない塗装回数」弊社なら追加料金無しで仕上げます!

今回のような屋根の場合、「何回、下塗りの塗装を重ねれば、吸い込みが止まるのか」は、わかりません。

絶対に妥協しない・放置しない施工を!

契約では下塗りを2回塗りと伝えていますが、もし下塗り2回で吸い込みが止まらない場合は、3回塗ることもあります。

その場合、当社で費用を負担しております。

大切なのは「放置しない」ということ。
全てはお客様のため、その気持ちの積み重ねが重要。

下請けに任せているだけの会社だと、職人は言われていることしかしません。

弊社は、専属の職人が全て施工を行います。
吸い込みが止まる・止まらないなど関係なく、妥協のない・一切の手抜きのない塗装を進めていきます。

今回のような事例からも、屋根塗装をお任せする会社選びの参考になれば幸いです。

参考ページ

外壁屋根塗装スマイルが選ばれる理由|弊社がお約束する3つの安心

屋根塗装の施工事例

お客様のお声

中塗り

中塗りとは、塗装工程の中間工程として行われる塗り作業のことです。

  • 塗装の下地処理後に行う中間塗り工程で、上塗りの前に実施される
  • 下塗りの乾燥硬化を待ってから実施する
  • 塗料の密着性や防水性を高める効果がある
  • 仕上がり塗膜の均一性や塗料の密着力を高める
  • 中塗り材によって目的が異なり、種類は多岐にわたる

このように中塗りは、下塗りと上塗りの間で行う重要な工程です。
屋根塗装では、この中塗りの役割が大きく、品質向上につながります。

施工の様子

  1. 端部を刷毛で丁寧に塗布していきます。
    屋根塗装 中塗り(名張市S様邸)
  2. 屋根全体へローラーを使って、塗料(ナノルーフ20)を塗布していきます。
    屋根塗装 中塗り(名張市S様邸)屋根塗装 中塗り(名張市S様邸)
  3. 中塗りが完了したら、しっかりと乾燥させます。

上塗り

上塗りとは、塗装工程の最終段階で行われる塗装作業のことを指します。

  • 塗装の最終仕上げ工程で、目に見える最終塗装部分
  • 下塗り、中塗りの上に塗装し、仕上げる工程
  • 塗料の種類によって仕上がり、意匠性、機能性が異なる
  • 塗膜の保護力や耐久性を高める役割がある
  • 美観向上のため、高度な技能や熟練性が求められる

上塗りは、塗装物の外観や最終仕上がりに大きく影響を与える重要な工程です。屋根の場合も、上塗りの質によってイメージが大きく変わります。

施工の様子

※塗布する手順は中塗りと同じように進めていきます。

屋根塗装 上塗り(名張市S様邸)

屋根塗装 上塗り(名張市S様邸)

屋根塗装 上塗り(名張市S様邸)

とにかく長持ちさせる屋根用塗料ならコレ!

自信を持ってオススメできる屋根用塗料「ナノルーフ20」

ナノルーフ20 水谷ペイント

今までの高耐久塗料に納得がいかなかった…

少し長くなりますが・・・
今回使用した塗料ナノルーフ20にたどりついた経緯をお話します。

以前より高耐久性を謳う塗料に色々と不可解なことがありました。
特に、屋根の塗料には長年、納得がいかなかったんです。

例えば、

  • 20年の耐久性と言われているのに…10年も持たない
  • 15年の耐久性といわれているのに…6年くらいで色落ちしてくる

といったようなケースがありました。

もちろん屋根は外壁よりも環境が悪く、雨や太陽の紫外線も直接当たるので劣化が進むのは理解していますが、特に高耐久のものほど誤差があるように感じていました。

ただ間違えて欲しくないのは、メーカーの商品を否定しているのではなく、塗料の紹介の方法がダメだと感じています。

「20年も持たないのに、20年の耐久性があると紹介する」

これがダメだと思っています。


塗料の耐用年数を決めるカラクリを紹介!

促進耐候性試験

現在の塗料メーカーの耐用年数の基準は、主にキセノンランプ法のような検査を基準に表示されています。

「促進耐候性試験」は塗膜の劣化要因である「紫外線・熱・水(雨)」の強さを人工的に増幅させた専用機械に塗膜の試験体サンプルを晒し、その状態変化を測定し評価する試験です。

キセノンランプ法

促進耐候性試験の主流でもある“キセノンランプ法”。

国際的に多く利用され、日本国内でも塗料のJIS規格で採用され、現在は業界で主流となっている「キセノンランプ法」
主に材料や製品の耐久性や光老化を評価するために使われる試験方法です。
この方法は、キセノンランプを光源として使用し、試料に人工的な太陽光を照射することで、実際の使用環境における劣化や変色の進行を短期間で再現するものです。キセノンランプは、キセノンガスを充填したランプで、太陽光に非常に近い光源を発生させることができます。これにより、自然光にさらされた時の反応を高い精度で再現できます。

試験内容

塗膜に促進耐候性試験機を用いてキセノンアーク灯の光を照射しながら、一定間隔のサイクルで脱イオン水の霧を吹き付け、ダメージを与えた後に塗膜の変化を調べます。

検証結果

下の図は、キセノンランプ法の結果をグラフで表したものです。

キセノンランプ法

キセノンランプはJISの耐候形区分にもあるため、多くの塗料メーカーが採用しています。


耐用年数だけで塗料を選ぶのはダメ!

塗料のカタログなどでは、照射時間300時間約1年相当としているカタログが多いようです。
(ちなみにこの300時間を1年相当とすることは明確には法規制されていません。)

この計算だと、照射時間が3000時間であれば、10年の耐候性があるとなります。

また、放射照度の差の問題があります。

JISのキセノンランプ法では、放射照度は60~180W/m²と、幅のある規定がされています。
これをもし60W/m²の放射照度で試験すれば、おのずとグラフは伸びていくということが想像できるかと思います。

そのことから、同じ300時間=約1年相当と記載しているキセノンランプの結果があったとしても、各社の塗料を単純に横並びに比較できないことが分かります。

これを知ってから「耐用年数だけを見て決めるのは危険」だと痛感しました。
当てにならないとまでは言いませんが、目安にしかならない、信用し過ぎるのは危険だと。

今後は、「放射照度を記載していること」と「その照射時間で判断しよう」と思いました。


【過去最高】スゴイ検査結果を出した塗料「ナノルーフ20」

耐久年数の見極め方を考えていた矢先に、水谷ペイントのナノルーフ20に出会いました。

ナノルーフ20をキセノンランプ法で検査した結果

ナノルーフ20 キセノンランプ法のグラフ

キセノンランプ法の放射照度は180W/m²と記載されており、なおかつ光沢保持率が80%を維持しているのが照射10,000時間を超えています。10,000時間??本当?嘘?
なぜかというと、10,000時間を超えるものは今まで見たことがないからです。
その場でメーカーに確認をとり、事実であることが分かりました。

⚠注意⚠
他社の塗料では、照射時間が5,000や7,000時間とこのグラフ結果よりも短い塗料でも、耐久年数が20年や25年の耐久性と謳っている塗料が多いです。しかも放射照度は記載されていないものがほとんどです。

そんな中、ナノルーフ20は放射照度を記載してくれて、かつ10,000時間を超えている!

今までのモヤモヤした思いを払拭してくれる塗料が、このナノルーフシリーズです。

もちろんお客様によって考え方やライププランが変わりますので、全てのお客様に合うかどうかは分かりませんが、少なくとも現時点で、高耐久な屋根塗料を希望されているなら、このナノルーフ20をお勧めできることは間違いありません。


塗料会社の「パートナー施工店」に認定されています

弊社は、施工の技術・製品への理解度などを塗料販売会社(水谷ペイント)から認められ、「パートナー施工店」として認定されています。

水谷ペイント パートナー施工店認定証

パートナー施工店認定証

水谷ペイントは1922年(大正11年)から創業している会社で歴史ある企業です。

特に屋根の塗料が有名で、モニエル瓦のような特殊な乾式洋瓦の塗料は早くから販売されています。

そんな特殊な瓦の塗料は水谷ペイントが信用できる経緯もあって、パートナー施工店の契約を結んでいました。
このナノルーフが出たことで更に関係性が強くなると思います。

「すべてはお客様のために。」

S様からのお声

弊社を選んだ理由「お客様を大切にしているのがよく分かったから。」

S様の息子様が外壁・屋根塗装の会社を探してくださったようで、数社のホームページを見た結果、弊社にお問い合わせをいただいたとのことでした。

「なぜ弊社に連絡をくれたのですか?」

とたずねてみると…

「会社の実績や仕事の内容、ブログから皆さんの姿勢が伝わりました。
お客様を大切にしているのがよく分かったから。」

「相見積もりは取らず、あんたのところでやるから」

「ええ会社。職人もあなたも、スタッフも」

何だか嬉しくて嬉しくて泣きそうでしたが、ぐっとこらえて話を続けました。

施工後のコメント「職人さんもすごく丁寧でサービスもしてくれて大満足」

「前回の屋根塗装は、15年前くらいにガイナを塗って、少し剥げてきたのでもっと長持ちする塗料でお願いしました。
息子が業者を探してくれて、ブログや工事のやり方を見て、「ここなら良いのでは?」と思ってお願いしました。
実際に、職人さんもすごく丁寧でサービスもしてくれて大満足です。」

弊社は地域密着!創業59年・施工実績4900件以上!

三重県名張市・その周辺の方に支えられて、おかげさまで外壁屋根塗装スマイル名張店は、創業59年施工実績4900件以上になりました。

外壁や屋根など、お住まいのことでお困りの方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。

無料の外壁・屋根の診断雨漏り診断・丁寧な現場調査と、お客様のご要望を最優先にしたご提案をさせていただきます。

地域密着の信頼できる業者として、大切なお住まいのリフォームをサポートさせていただきます。

屋根・外壁 無料診断

雨漏り無料診断

この記事を書いた人

植上 功一
植上 功一外壁屋根塗装スマイル|店長(診断士・監督・営業)
【所有資格】
2級建築施工管理技士
宅地建物取引士
外装劣化診断士
2級福祉住環境コーディネーター

\ 創業50年以上・施工実績 4,900件以上 /
一人でも多くの人に適正なリフォームをして欲しくて、一人でも多くの笑顔(スマイル)が見たくて、この事業を展開することにしました。
まだまだ未熟者ですが、精一杯の真心と愛情を込めて対応させて頂きます。
初心を忘れることなく、どんな小さな工事でも喜んでお請け致しますので、お気軽にお申し付けください。

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