【三重県名張市】一戸建て柱補強と修理|ベランダを支える柱の腐食部分を切断して補強工事
2021-01-13
危険!
腐食した柱を放置するな!
外壁や柱のひび割れや腐食は安易にシーリング(コーキング)修理で済ませてしまうのは、よくありません。
特に柱で荷重がかかっているものであれば、住宅そのものが傾いたり、損傷する恐れが出てくるので、的確に補強をしなければなりません。
これは塗装屋だけをしている業者では判断が付かないと思います。
総合的な判断ができる工務店や住宅メーカーに相談する方が良いです。
三重県名張市I様の柱補強と修理です。
ベランダを支える2本の柱の処置を間違えるとベランダが落ちてくることがあるので、ここは慎重に判断して補強しなければなりません。
柱の筋交い(クロスされた補強の柱)が取れて、そのままの状態でした。
これでは雨が入り放題で柱が朽ちていきます。
ひび割れも上まであります。
腐っている箇所まで切断して柱を継ぎ足す方法で補強します。
まずは切断、解体。
下から1m超くらいまでは腐っていました。
それより上は固くしっかりしていたので、新しい柱で補強します。
そしてラスカットで下地を作ります。
ラスカットの継ぎ目にネットを張ってひび割れを防ぎます。
その上からモルタルを塗ります。
乾燥させてから再度モルタルを塗り重ねます。
これで完成です。
この後は10日前後乾燥させてから塗装します。
【裏話】お金に困っている業者には要注意!
塗装の職人は塗装のことには詳しいですが、家の構造には詳しくありません。
今回のような柱の修繕の方法を塗装の職人がお客様に聞かれた場合は
『分かりません』と答えるのがベストです。
ところが塗装の仕事を欲しいがために
『コーキングで修理します』と安易に請ける職人がいます。
万一塗装後に柱の修理方法に問題があってベランダが落ちてきたら・・・
無責任な話です。
お金に困っていたり、無責任な業者ならやりかねません。
塗装のことだけなら塗装のプロに尋ねるのがベストですが、それ以外のことは専門の人に相談してください。
今回のように問題が2つ以上あって複雑になる場合は、その家を建ててくれた建築会社に相談するのがベストです。
それが無理なら近くの工務店か住宅メーカーに相談することをお勧めします。
もちろん費用も重要ですが、安心で安全な生活ができることが一番大切です。
これで今日は終了です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事を書いた人
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【所有資格】
2級建築施工管理技士
宅地建物取引士
外装劣化診断士
2級福祉住環境コーディネーター
\ 創業50年以上・施工実績 4,900件以上 /
一人でも多くの人に適正なリフォームをして欲しくて、一人でも多くの笑顔(スマイル)が見たくて、この事業を展開することにしました。
まだまだ未熟者ですが、精一杯の真心と愛情を込めて対応させて頂きます。
初心を忘れることなく、どんな小さな工事でも喜んでお請け致しますので、お気軽にお申し付けください。