伊賀市で屋根・外壁調査|築30年以上、将来を考えたら…塗装?葺き替え?【積水ハウスで建てたI様邸】
2024-04-08
三重県伊賀市I様邸で『屋根と外壁の点検調査』
今回は、三重県伊賀市のI様邸で実施した現場調査をご紹介いたします。
I様邸は、築30年以上の積水ハウスで建てたお家です。
「屋根と外壁が心配なので見て欲しい」とお電話をいただきましたので伺い、点検・調査を実施しました。
この記事では確認した劣化ポイントを紹介していますので、お読みいただく方にもぜひ一度ご確認いただければと思います。
【築30年以上ならセルフチェック】
劣化を見つけたら専門業者に診てもらいましょう
外壁・屋根の劣化については、セルフチェックをしていただくことも可能です。
劣化の早期発見は、改修工事が最小限に抑えられる可能性があります。
気になる箇所があった場合は、すぐに専門業者へ調査を依頼しましょう。
\ 外壁や屋根、雨漏りがご心配の方へ / 住まいの無料点検受付中!
当社では、国家資格保有者や各分野のプロ職人による『外壁・屋根・雨漏り』の診断を行なっています。自己診断だけでは対処が遅れてしまい、かえってリフォーム費用がかかってしまうケースもあります。手遅れになる前に、点検・調査の依頼をぜひご検討ください。弊社ではしつこい営業も一切ありません。費用も無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
屋根調査
まずは屋根から見ていきます。
外部から写真を撮影し、しっかりと屋根の状況を確認していきます。
【屋根の劣化①】棟板金のサビ
棟(むね)板金とは、戸建て住宅の最も高い位置に取り付ける金属製の屋根部材です。
面が重なることで頂点になる部分、ここを棟と呼び、その棟に被せる板金を棟板金と呼びます。
棟板金は屋根の最も弱い部分に取り付けられており、金属製という材質上、経年劣化・飛来物による損傷など、様々な原因でサビが発生します。
棟板金がきちんと機能していない状態だと、屋根の面と面が重なる箇所から雨が浸入してしまい、雨漏りに繋がります。
【屋根の劣化②】塗膜が無い状態
恐らく一度も塗装をされておらず、屋根表面の塗膜は取れてしまっているようです。
この屋根だと防水効果がかなり落ちている状態です。
塗膜の役割は「コーティング」で、建物を保護し、建物の劣化速度を速める水(雨)・紫外線・熱によるダメージから家を守る働きがあります。
塗膜が無いということは、外壁や屋根、雨樋などの外装部分が日々雨水、太陽の紫外線にさらされてしまい、その結果、建物の劣化のスピードが早まります。これを防ぐための手段の一つとして建物に塗装を行い、塗膜による建物の保護を行う必要があります。
屋根の注意すべき劣化ポイント
以下のチェック項目にひとつでも該当する場合は、屋根リフォームを検討する必要があります。
- ひび割れがあるか
- ズレやゆがみ
- 屋根が反っているか
- 金属部分の腐食
- カビやコケの発生
- 色あせ
特にひび割れやズレ、反りに関しては雨漏りのリスクが高まります。
外壁調査
続いて、外壁・外装を見ていきます。
【外壁の劣化】目地のシーリング材
外壁のシーリングが劣化する原因
- 紫外線
長時間、太陽光にさらされることによる紫外線のダメージが、シーリングの劣化を引き起こします。- 経年劣化
シーリング材には寿命があり、外壁に施工してから年月が経つことで劣化が進行します。一般的なシーリング材は10年前後が寿命です。- 施工不良
シーリングの施工時のミスが原因となっている場合もあります。施工不良には、プライマーの塗り忘れやムラ、シーリング材の厚み不足などが含まれます。
外装の調査
【玄関ドアの劣化】塗装が剥がれている
玄関ドアの塗装が捲れていますね。
玄関ドアの塗装が剥がれる原因は、経年劣化と以下の2つも考えられます。
- シンナーや洗剤を使った拭き掃除
ドアを掃除する際に、シンナーや洗剤が含まれる溶剤を使用することで、塗装が剥がれやすくなります。特に洗浄力の強い洗剤は注意が必要です。 - 強い日差し(紫外線)
日差しがよく当たるドアは、紫外線を受けることで塗装にひび割れや剥がれが発生しやすくなります。
【雨戸の劣化】塗膜がほとんどない
雨戸の塗装は、素材の保護として非常に重要です!
雨戸は、長年にわたり雨風を受けていると、経年劣化が進みます。
雨戸の注意すべき劣化ポイント
- 手で触ると粉が付く
雨戸に触れた際に手に粉が付く状態(チョーキング)は、塗装の時期です。雨戸や戸袋は工場で塗装される際、水を弾く油(樹脂)と色を付ける粉(顔料)が混ぜられていますが、紫外線によって油(樹脂)が飛んでしまい、表面は粉だけになります。- 変色や色あせが起きている
表面の塗装が劣化して粉だけになると、雨が降った際に粉も流れてしまい、色あせが発生します。耐久性だけでなく見た目も悪くなるため、再塗装が必要です。- サビが発生している
白さびや赤さびなど、サビが発生していたら塗装が必要です。サビは放置すると周囲に広がり、色が移ってしまうこともあります。また、強度も落ち、簡単に割れてしまうこともあるため、小さなサビでも早めに塗装を行いましょう。
今回の診断結果・リフォームのご提案
屋根リフォームは「カバー工法(重ね葺き)」or「葺き替え」
屋根の寿命・劣化状況から、できれば屋根の塗装ではなく「カバー工法(重ね葺き)」か「葺き替え」どちらかのリフォームで…とご提案させていただきました。
- 屋根カバー工法(屋根重ね葺き工事)
旧屋根材を解体せず、新しい屋根材を重ねる施工方法です。
工期と費用面を抑えられます。 - 屋根葺き替え工事
既存の屋根材を撤去し、下地材や防水シートから全て新しくする施工で、建物自体の耐久性も延びます。
外壁リフォームは「塗装」と「シーリング交換」
- 外壁塗装
塗装をすることで、防水性・対候性・防藻性等々が回復し、住まいの寿命を延ばすことができます。
外壁塗装については、こちらで詳しく紹介しています。 - 目地のシーリング(コーキング)交換
外壁のシーリング材(コーキング材)劣化を放置すると雨漏りします!
シーリング切れによる雨漏り被害については、こちらで詳しく紹介しています。
外装の劣化状況や築年数を考慮しても、この2つはしたほうが良いことをお伝えしました。
【お客様の将来設計に沿って】ご要望を最優先にしたリフォームを!
屋根塗装・外壁塗装・シーリング(コーキング)交換に決定
I様のご要望は、ゆくゆくは実家に帰ることが決まっているそうで「できるだけ最小限でリフォームをしたい」とのことでした。なので、今回は、屋根・外壁ともに塗装することにしました。
お家のことも大切ですが、将来設計はもっと大切ですので、そのご希望に沿ったリフォームを行います。
【施工実績4900件以上・創業59年】伊賀市の皆様から信頼される地元密着業者として
三重県伊賀市・その周辺にお住まいの方で、外壁・屋根の劣化でお困りの方がいらっしゃいましたら、国家資格保有者による無料診断を行なっておりますので、お気軽にお問い合わせください。
地元に密着した信頼できる業者として、大切な住まいのリフォームをサポートさせていただきます。
この記事を書いた人
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【所有資格】
2級建築施工管理技士
宅地建物取引士
外装劣化診断士
2級福祉住環境コーディネーター
\ 創業50年以上・施工実績 4,900件以上 /
一人でも多くの人に適正なリフォームをして欲しくて、一人でも多くの笑顔(スマイル)が見たくて、この事業を展開することにしました。
まだまだ未熟者ですが、精一杯の真心と愛情を込めて対応させて頂きます。
初心を忘れることなく、どんな小さな工事でも喜んでお請け致しますので、お気軽にお申し付けください。