【奈良県大和高田市】外壁塗装|16年の耐久性のエスケープレミアムシリコンをモルタル壁に塗装
2021-01-09
奈良県大和高田市S様の外壁塗装リフォーム工事です。
16年の耐久性のエスケープレミアムシリコンを塗ります。
現在の状況がモルタル壁で触ると粉状にボロボロと落ちてくるような劣化具合でしたので、
下地を固めるシーラーを塗装して、その後ひび割れに強い微弾性の効果のある下塗り材を塗る方法を選びました。
全部で4回塗りとなり、費用もその分が上がりましたが、U様も長持ちする方が良いとのお考えでしたので、このような塗り方になりました。
目次1 高圧洗浄と養生シート張り
目次2 ひび割れを見過ごさない!適正な修理で雨漏りを防ぐ
目次3 傷んだ外壁を蘇らせる下塗り
目次4 16年の耐久性のエスケープレミアムシリコンを塗装
目次5 雨戸や庇のの鉄部には錆止めを入れて長持ち
目次1 高圧洗浄と養生シート張り
塗装前に高圧洗浄で汚れを落としますが、ここを丁寧にするかどうかで長持ちするかが決まってきます。
リフォームでの塗り替えの場合は大抵は苔や藻が付いている状態です。
この汚れを丁寧に落とすことで塗料の密着度合いが変わります。
職人によって洗い方は変わり、丁寧にする人もいれば、簡単に済ませる人もいます。
ただ・・・
仮に洗浄をいい加減にして塗装をしたとしても、すぐに剥がれてはきません。
このことが数年後にしか分からないということが、厄介なんです。
なので、ここを丁寧にするかどうかも塗装会社や業者選びの基準に入れて下さい。
塗装前に養生シートを張りますが、その張り方で職人の質が分かります。
玄関ドアとその下のタイルに張ります。
ドアは開閉できるようにしています。
塗り替え時に塗料が付くのを防ぐためです。
雨戸や窓まわりにも張ります。
基礎や土の部分にも張ります。
土の部分は後から掃除しても綺麗に落ちませんので、できるだけ張っておきたい箇所です。
この養生シートを張るだけで1日から2日かかります。
(ちなみにいい加減な職人は、布のシートを広げて即座に塗装し始めます。)
正直言うと手間です。
ですが、汚した後で掃除するほうが大変ですし、何よりもお客様の家を汚すことに抵抗がありますので、ここは手間暇かけて丁寧に張ります。
不思議なもので養生を丁寧に張る職人は腕がいいです。
目次2 ひび割れを見過ごさない!適正な修理で雨漏りを防ぐ
外壁塗装前にひび割れや亀裂を修理しておかないと、塗装をしてもまた割れてきます。
ひび割れは見えている部分の奥で起こっています。
塗装はあくまでも表面に塗膜を付けるだけですので、奥のひび割れの原因を解消できていません。
塗装することで表面的にはひび割れが見えなくなりますが、数年後に必ず割れてきます。
そのひび割れが雨漏りの原因にもなりますので、適正な修理をしてから塗り替えをお勧めします。まずはひび割れ部分をサンダーで切れ込みを入れます。
奥までシーリング材を注入するためです。
シーリング材(コーキング材)を注入します。
弊社では30年の耐久性のオートンイクシードを使用します。
乾燥させてネットを張りながらカチオンフィラー(セメント系塗料)を塗ります。
左官工事で使用するネットで、継ぎ目の割れを防ぐのに使用しているものです。
ひび割れの再発防止です。
その上から再度カチオンフィラーを塗って終わりです。
乾燥後、カチオンフィラーで塗った部分と既存の外壁との柄を合わせるために、柄を吹付ます。
これで外壁修理が完成です。
これ以降は通常のが外壁塗装になります。
ひび割れや亀裂を安易に見過ごさずに、適正な修理をしてくれる塗装会社や業者を選ぶことも大切です。
普通に塗装するよりは少し費用は上がりますが、長い目で見ると安心だと思います。
目次3 傷んだ外壁を蘇らせる下塗り
今回の下塗りは2回塗ります。
1回目の下塗りは外壁を固めるシーラー塗装。
下塗り材には水性カチオンシーラーを使用します。
これは現在の傷んだボロボロの外壁に浸透して表面強度を高めてくれます。
このシーラーは塗装直後は白濁していますが乾燥するとクリアー(透明)になります。
外壁塗装は通常は3回塗りで、1回目を下塗り、2回目を中塗り、3回目を上塗り塗装と言います。
いわゆるシリコンやフッ素といった塗料は中塗り以降に出てきます。
今回の1回目の下塗りはこの中塗り以降の塗料と外壁とを密着させたり、下地を強化する大切な役目を果たします。
なのでかなり重要な工程になります。
乾燥させて2回目の下塗りです。
モルタル壁は古くなるとひび割れが多く、そこから雨漏りしやすい弱点があります。
これをできるだけ抑えるために下塗り材にひび割れに強い微弾性系のものを使用します。
弾性とは伸び縮みしてくれる効果でひび割れにも追随してくれます。
エスケー化研の水性ソフトサーフSGを使用しています。
前回にシーラーでの下塗りをしているので外壁がしっかりと固まっている状況です。
なので今回の微弾性の下塗りは吸い込みも少ないので塗りムラがありません。
塗りムラが無いと仕上がりが綺麗になります。
もし塗りムラあると最終の上塗りまで影響が出てくるので仕上がりが悪くなります。
今回は下塗りを2回(シーラーと今回の微弾性)を塗っています。
その分費用は上がりますが確実に長持ちします。
今回のように外壁の傷み具合により、下塗り2回+中塗りと上塗りの合計4回塗りを提案することもあります。
これで下塗りが終わりました。
目次4 16年の耐久性のエスケープレミアムシリコンを塗装
最近流行りのラジカル抑制機能が付いています。
ラジカル(劣化因子)の発生を抑制してくれます。
中塗りの工程です。
ローラーで手塗りです。
最近では飛散防止のため吹付は少ないです。
水性ですので臭いも少ないです。
水の希釈量、塗布量、中塗りと上塗りの乾燥時間も決められていますので、仕様書通りに施工します。
それは季節や気温によっても変化します。
乾燥させて仕上げの上塗りです。
端部は刷毛で塗ります。
それが終わればローラーで転がします。
外壁の柄が凹凸のあるスタッコ柄ですので、丁寧に何度も塗りこみます。
これで上塗りが完成しました。
今回使用した塗料です。
目次5 雨戸や庇の鉄部には錆止めを入れて長持ち
まずは錆止め塗装です。
白い塗料が錆止め塗装です。
乾燥させて上塗りです。
完成しました。
工事前
工事後
これで終了です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事を書いた人
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【所有資格】
2級建築施工管理技士
宅地建物取引士
外装劣化診断士
2級福祉住環境コーディネーター
\ 創業50年以上・施工実績 4,900件以上 /
一人でも多くの人に適正なリフォームをして欲しくて、一人でも多くの笑顔(スマイル)が見たくて、この事業を展開することにしました。
まだまだ未熟者ですが、精一杯の真心と愛情を込めて対応させて頂きます。
初心を忘れることなく、どんな小さな工事でも喜んでお請け致しますので、お気軽にお申し付けください。