【名張市K様】ベランダ防水工事の施工事例|雨漏り箇所・リフォーム内容をご紹介
2024-02-08
名張市の気候風土に適したベランダ防水工事
三重県名張市K様宅のベランダ防水工事の施工事例をご紹介させていただきます。
名張市では冬の間に雪解け水などで、ベランダの水漏れ・雨漏りが発生するケースが少なくありません。
今回K様宅でもベランダ全体から水漏れ・雨漏りが見つかり、早急な対応が必要でした。
当社はこれまで4,900件以上の施工実績から、名張市の気候風土に合ったベランダ防水のノウハウを蓄積してきました。
外壁や屋根と同様に、ベランダ防水も大切な家の機能です。
今回のK様邸でのベランダ防水工事内容と、名張市のお住まいだからこその工事のポイントをご紹介させていただきます。
【施工前のベランダの状況】水漏れがひどくシミ跡が目立つ
現場調査時にベランダの裏側の軒裏天井材の両隅にシミがありました。
軒裏天井材を捲ると、所々にシミの跡が目立ち、ベランダの床から水が漏れています。
赤矢印の隙間から雨が入り、緑矢印の釘穴から壁内に浸入していますね。
こうした釘穴やビス穴からの雨漏りはよくあるパターンです。
ちなみにベランダの外側は、雨が入らないように水切で覆われています。
この波型の板金はK様の御主人様がDIYで張ったそうです。
外側は水切を付けたけど、内側は面倒になってしなかったそうで…
「それでは雨漏りの原因に…」とお伝えすると、早速材料を買いに行かれました。
今回の雨漏りの原因としては
① ベランダ床の防水切れ
② 水切(壁の波型の板金内側)の未設置
③ 外からの伝い水
この3点になります。
当社では今回、①への対応として『ベランダ床の防水工事』を行います。
②については御主人様に板金の内側への水切設置をお願いし、③はこの工事が終わって少し様子を見てからご判断いただくことになりました。
必要であれば軒裏天井側に雨が伝ってこないように、水切を設置します。
これを設置すると水切に雨が集まり、そのまま下へ落ちてくれるので軒裏側へ水が伝うことが減ります。
調査の結果、想定していたよりも状況は悪かったですが、お見積りの範囲内で何とか工事ができそうでしたので、K様も安心されていました。
ベランダ防水工事の工程
【工程①】下地調整
まず既存のコンクリート打ち放しの床面に、カチオン系樹脂モルタルを塗布しました。
これはセメント系の防水下地材で、優れた接着力で様々な下地に強力に接着し、安定した下地を形成します。
ベランダ全体が水漏れしていたため、しっかりとした防水下地を形成する必要があり、この材料は適していると判断しました。
【工程②】通気シート張り(雨漏りしているベランダには重要)
下地の防水材が十分乾燥した後、ベランダ全面に通気シートを張りました。
通気シートはひび割れと表面が膨れることを防止してくれます。
あらゆる箇所で水が漏れていましたので、下地に水分が残っている可能性があります。
このような状況でその上から防水すると、工事後に膨れてくることが多いです。
これは気温が上昇して下地に残っている水分が蒸発して上から出ていこうとしますが、新しい防水層があるのでうまく排出できず、表面が蒸気で膨れてくるからです。
それを防ぐために蒸気をうまく調節しながら排出してくれる役割を果たしてくれるのが、この通気シートになります。
雨漏りしているベランダ防水にはよく使用します。
【工程③】ウレタン防水の塗料を2度塗り
通気シートの上から、主剤の塗料としてウレタン防水(アイカ工業)を2回塗布しました。
まず塗布1回目。
乾燥させて、ウレタン防水 2回目の塗布。
ウレタン防水はあらゆる下地に適用でき、またFRP防水に比べて安いというメリットがあります。
ただし、乾燥時間が必要になるため、『工期が長くなる』、塗り重ねる必要があるので『均一な仕上がりを保つのが難しい』というデメリットもあります。
ですが、2度塗りをすることで、1回だけの塗布よりも防水層の厚みと密着力が増します。
【工程④】トップコートを塗布
乾燥後、最後にウレタン防水の上から保護目的のトップコート(アイカ工業)を塗布しました。
これにより紫外線から防水層を保護します。
【名張市のお住まいだから】ベランダのマットは撤去
元々ベランダに敷かれていたマットは撤去いたしました。
夏場の紫外線避けには良いですが、密閉度が高く水分が閉じ込められる為、冬場は乾燥しにくくなり、下地を傷めやすくなります。
元々ベランダの上に屋根があることと名張市という地域柄、寒い時期の方が長いことを考えて、日射過多よりも乾燥を重視した方が望ましいため、このような施工としました。
【名張市K様より】施工後のお声「正確に判断しようとしてくれていたことに感心した」
ベランダの裏側の端に雨漏れのようなシミがあったので、ベランダから漏れているのかな?って心配していました。
見に来てもらったときに、
「ベランダからの雨漏りと外側からの伝い水の両方の可能性があるので、裏側の軒天をめくってから判断しましょう」
と言われました。
原因を決めつけずに、正確に判断しようとしてくれていたことに感心しました。
結果的に大事には至らず、ベランダの防水で済みましたので良かったです。
【工事後の保証】安心の10年保証付き
当社のベランダ防水工事には、10年保証を付けて提供しています。
防水材自体の寿命はそれ以上ですが、施工状態や使用環境など外的要因も関係することから、保証期間を設定させていただいています。
万が一、保証期間内に水漏れが再発した場合は、無償で修理対応いたします。部材と工賃がすべて無料で、速やかに修繕工事を実施します。
【創業59年】施工実績4,900件以上!プロの職人による施工
今回の記事では、名張市K様邸のベランダ防水工事について詳しくご紹介しました。
ベランダの防水工事は大切な家の手入れ作業です。
名張市のような冬が長い地域では、降雪時の雪解け水による水漏れリスクが高まりますので、適切な防水対策が欠かせません。
当社は創業59年、施工実績4900件以上の実績を誇る地域密着型リフォーム会社です。
長年の経験から、名張市の気候風土に合わせた防水工事のノウハウを蓄積してきました。
今回の事例のように、水漏れの原因を見極め、最適な方法で確かな防水対策を行うことで、安心して長くご利用いただける防水施工に努めています。
名張市やその周辺にお住まいの皆様は、家の長寿命化のための修繕・リフォーム工事を検討される際には、ぜひ一度ご相談ください。
長年の実績と確かな技術力でお応えいたします。
この記事を書いた人
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【所有資格】
2級建築施工管理技士
宅地建物取引士
外装劣化診断士
2級福祉住環境コーディネーター
\ 創業50年以上・施工実績 4,900件以上 /
一人でも多くの人に適正なリフォームをして欲しくて、一人でも多くの笑顔(スマイル)が見たくて、この事業を展開することにしました。
まだまだ未熟者ですが、精一杯の真心と愛情を込めて対応させて頂きます。
初心を忘れることなく、どんな小さな工事でも喜んでお請け致しますので、お気軽にお申し付けください。