コロニアル遮熱グラッサとは

厳しい四季の変化や万一の災害から住まいを守るために軽さや強さなど屋根材に求められる確かな性能を備えたカラーベストです。また赤外線を反射する特殊顔料を配合することで耐久性と遮熱性能も備えた屋根材です。

無機顔料を混合した無機化粧層、細かい石に釉薬加工を施した無機彩石層、無機系塗膜のグラッサコートと3層構成になっています。

[1層目]無機顔料を混合した「無機化粧層」

基材の上に同色の無機顔料を混合した着色セメント層が「無機化粧層」。有機顔料は粒が小さいため経年によりセメントの細孔(さいこう)から流出し、色が退色していくのに対して、無機顔料の粒はセメントの細孔より大きく、セメント内に留めることができるので、色感を保持し続けることが可能です。

[2層目]釉薬加工を施した「無機彩石層」

細かい石に同色の釉薬加工を施した無機彩石を敷き詰めたのが「無機彩石層」。ガラスの持つ耐蝕性や、美しい色合い・光沢を長期間維持することができる特長を併せ持ち、耐久性にも優れています。

[3層目]無機系塗膜「グラッサコート」

直接太陽の光を浴びるトップコート部分に採用されているのが、紫外線に強い無機系塗膜「グラッサコート」。一般的な有機系の塗膜は分子の結合が紫外線で破壊されますが、グラッサコートの分子と分子の結合エレルギーは紫外線エレルギーを上回る力で強固に結合。色あせを起こしにくい構造となっています。

色褪せしにくい

30年相当でも色変化はほとんど目立たない

グラッサコートの優れた耐候性は、各種の試験でも実証されています。中でも、紫外線照射と散水を組み合わせ、短期間で長期の耐候性を調べる「超促進耐候性試験(メタルウェザー試験)において、30年相当でも色変化はほとんど目立たないという結果が出ました。

軽くて地震に有利

重さは一般的な陶器平板瓦の1/2以下。地震対策に有効です。

住宅の耐震性を高めるために、軽量な屋根材を選ぶ。日本では今や常識となりつつある屋根材の選び方です。ケイミュー屋根材は、すべてが一般的な陶器平板瓦の1/2以下という軽さ。屋根は軽いほど建物の重量が軽く、重心が低くなり、住まいの減震化が図れます。

雨風に強い

屋根材の大きな重なりと下葺き材で豪雨でも漏水を抑えます。重なりしろを大きくとり、かつ最低2重、多ければ3重にも重なりを造ります。

一枚一枚の屋根材を4本の釘で固定する釘留め方式で、強風による飛散やズレを最小限に抑えます。

※グラッサ600は釘2本留めです。

遮熱効果

熱線となる赤外線のみの反射率を大幅に向上。通常のカラーベスト屋根より30%以上も反射させました。

屋根の表面温度と屋根裏温度を下げて、室内の温度低下に貢献

屋根材の色により温度が変化します。