吉野郡 いぶし瓦の屋根の棟瓦の交換・積み直し工事の詳細
2017-12-16
奈良県吉野郡K様の屋根修理工事の詳細をお伝えします。
いぶし瓦の屋根ですが雨漏りの心配と
漆喰が落ちていることで相談が入りました。
目次1 屋根調査・点検
「屋根の漆喰がボロボロ落ちている。」
「前にしてもらって7年くらいしか経ってないのに・・・」
とのことで早速現場に行きました。
裏から見てもそれほど異常は無さそうです。
屋根に登って確認すると
隅棟(斜めに下っている棟瓦の漆喰)の
漆喰が落ちていました。
別の角度も随分傷んでいます。
大屋根の棟も表面が割れています。
数年で漆喰がこれほど傷んでいるのは、
漆喰に雨が触れ易い施工になっていることが原因でした。
これだと雨漏りもしやすくなります。
隅棟のノシ瓦が2段積み、
大屋根のノシ瓦が3段積みになっています。
この段数が低いことが問題でした。
低くすればするほど
瓦の中に入った雨に漆喰が触れやすくなり、
結果漆喰を傷める速度を速めてしまいます。
今回は隅棟のノシ瓦を3段に、
大屋根のノシ瓦を5段に積み直して、
かつ漆喰ではなくモルタルに変えることで
半永久的に長持ちし、雨漏りを防ぐように提案しました。
目次2 いぶし瓦の棟瓦のめくりと大屋根の棟瓦工事
まずは大屋根と隅棟の瓦を一旦めくります。
大屋根の棟瓦のめくり
隅棟のめくり
次に大屋根の棟に漆喰を詰めます。
今回使用している漆喰がこのシルガード。
通常の漆喰より防水性や強度が高くなるよう
シリコンなどが含まれたものになります。
瓦はいぶし瓦を使用。
現在がいぶし瓦なので合わせました。
目次3 いぶし瓦の隅棟工事と完成
隅棟の瓦の交換です。
隅棟の瓦の積み直しが終わりました。
元々は2段積みでしたが、3段になっています。
大屋根の棟瓦は3段積みから5段になっています。
これで雨漏りの心配が無くなりました。
工事は終了です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事を書いた人
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【所有資格】
2級建築施工管理技士
宅地建物取引士
外装劣化診断士
2級福祉住環境コーディネーター
\ 創業50年以上・施工実績 4,900件以上 /
一人でも多くの人に適正なリフォームをして欲しくて、一人でも多くの笑顔(スマイル)が見たくて、この事業を展開することにしました。
まだまだ未熟者ですが、精一杯の真心と愛情を込めて対応させて頂きます。
初心を忘れることなく、どんな小さな工事でも喜んでお請け致しますので、お気軽にお申し付けください。