奈良県宇陀郡御杖村でログハウスを新築(2)|土台伏せから屋根工事まで【T様邸】

宇陀郡T様のログハウス新築工事

奈良県宇陀郡御杖村にてログハウス新築工事中

前回の記事(地鎮祭から基礎工事まで)に引き続き、奈良県宇陀郡御杖村にて施工中のT様邸ログハウス新築工事の様子をご紹介します。
今回は「土台伏せ」から「屋根工事」までの工程を中心に、現場の様子や施工のポイントを解説していきます。

土台伏せ|基礎パッキンで湿気対策と耐久性を確保


土台伏せ作業の様子

基礎工事が終わった後は、「土台伏せ」という工程に移ります。
まず基礎の上に「基礎パッキン」を敷き、その上に木製の土台を設置します。

この基礎パッキンは、床下の換気を確保するための部材です。
従来は基礎コンクリートに換気口(穴)を設けていましたが、強度が落ちたり、換気量が不足するという課題がありました。
そこで登場したのがこの「基礎パッキン」です。

しっかりと換気を行うことで、白蟻(しろあり)被害を防止し、木造建築の耐久性を高めることができます。
湿気は白蟻の大好物。床下の風通しを良くすることが、長持ちする家づくりの第一歩です。

壁組立|図面通りに一枚ずつ、確実に


壁組立の様子(写真2)


壁組立の様子(写真5)

土台の上に壁材を組み立てていく作業に入ります。
ログハウスの壁材は一つ一つが非常に重く、精密に加工されているため、慎重に設計図通りの順序で組み上げていきます。

下から順に積み重ねていくため、1段ごとにレベル(水平)を確認しながら作業を進めます。
ログ材の形状や木の癖を見ながら、職人の経験と技術が問われる工程です。

御神酒とお札|安全祈願を込めて


御神酒での四方固め(写真3)


屋根裏に納めるお札(写真4)

今回は上棟式は行わないため、地鎮祭でいただいた御神酒とお札を使って、施工の安全を祈願しました。

建物の四隅に御神酒をまく「四方固め」を行い、お札は建物の屋根裏に納めております。
これにより、工事の無事と建物の安全を祈願しました。

伝統と現代技術の融合が、ログハウスづくりの醍醐味です。

足場組立|安全・効率・精度のために


足場の組立風景(写真6)

壁がある程度立ち上がったところで、足場を組みました。
足場は安全のためだけでなく、作業の精度・効率を上げるためにも欠かせない設備です。

しっかりとした足場があることで、高所での作業も安定して行えるようになります。
特に屋根工事では、傾斜がきついこともあり、足場があるかどうかで作業の安全性が大きく変わります。

屋根工事|防水性と耐久性を重視したガルバリウム鋼板

屋根工事では、まず屋根下地として12mm厚の構造用合板(コンパネ)を敷き詰めました。
この段階で屋根の形状や水平をしっかりと整えます。


屋根下地の施工(写真7)

次に、防水シートを張ります。これは雨水の侵入を防ぐ非常に重要な工程です。
屋根の防水が甘いと、後々内部の柱や断熱材にダメージが及ぶため、入念に施工します。


防水シート施工(写真8)

仕上げとして、屋根材にはガルバリウム鋼板を採用しました。
軽量でありながら非常に耐久性・防錆性に優れているのが特徴です。
また、地震対策としても軽い屋根材はおすすめです。


屋根材ガルバリウム鋼板の施工(写真9)

まとめ|ログハウスの魅力と確かな施工

今回は奈良県宇陀郡御杖村のT様邸ログハウス新築工事にて、「土台伏せ」から「屋根工事」までの流れをご紹介しました。
ログハウスは自然素材のぬくもりがありながらも、施工には現代的な技術と精度が求められる建物です。

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この記事を書いた人

植上 功一
植上 功一外壁屋根塗装スマイル|店長(診断士・監督・営業)
【所有資格】
2級建築施工管理技士
宅地建物取引士
外装劣化診断士
2級福祉住環境コーディネーター

\ 創業60年以上・施工実績 5,000件以上 /
一人でも多くの人に適正なリフォームをして欲しくて、一人でも多くの笑顔(スマイル)が見たくて、この事業を展開することにしました。
まだまだ未熟者ですが、精一杯の真心と愛情を込めて対応させて頂きます。
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