【奈良県宇陀市】屋根リフォーム|豪雨や台風や地震といった災害に強い軽量瓦ルーガで葺き替え工事
2021-05-19
奈良県宇陀市F様の屋根リフォーム工事です。
30年経過したスレート屋根をめくって、災害に強い軽量瓦ルーガを葺いていきます。
目次1 今の屋根をめくって新しい下地と防水シートを張る
目次2 雨漏り防止に水切りと板金を設置
目次3 災害に強い軽量瓦ルーガで葺き替え
目次1 今の屋根をめくって新しい下地と防水シートを張る
工事前のスレート屋根です。
築30年近く経っています。
まずはこのスレート屋根をめくります。
屋根の下のあった防水シートがめくれて下地が見えています。
随分傷んでいました。
補足ですが、このころのスレート屋根にはアスベストが含まれていますので処分をするときは産業廃棄物として処理します。
捨てる費用も高くなります。
屋根をめくった後はコンパネを張ります。
新しい下地材です。
この上から防水シート(ルーフィング)を張ります。
今回使用した防水シートです。
防水シートまで張ると雨が降っても安心できます。
この上にスレート屋根を張っていきます。
台風や突風時の場合、雨が屋根材の中に入り込むことがあります。
万一雨が屋根の中に入った場合でも、この防水シートの上を雨が通って外へ排出されます。
この防水シートは雨漏りを防ぐ大切な役割があります。
目次2 雨漏り防止に水切りと板金を設置
水切りや谷部に板金を入れます。
屋根の端部は、風が強くなると吹き降って雨が屋根の中に浸入しやすくなります。
万一浸入したとしても、この水切りがあれば、その上を通過して外へ排出されます。
また軒先にはタフモックが入ります。
タフモックの材質はハイインパクトポリスチレンで、ポリスチレン(スチロール樹脂)にゴムを配合して衝撃に強くしたものです。
また10センチごとに隙間が空いており、そこから水が排出できるようにしています。
続いて谷部に板金を設置します。
屋根の谷部には雨が集まりやすいので板金を付けることで雨仕舞を良くします。
最近では台風の勢力が大きくなってきたり、普段でも突然の豪雨や突風があります。
そんな想定外の天候がありますので、雨漏りする原因になりそうな箇所は丁寧に施工することが大切になります。
特に屋根を葺く前のこういった水切りや板金を付けることは、後からすることは大変ですので、慎重さと正確さが求められます。
そうすることで雨漏りを防ぐことが出来ます。
目次3 災害に強い軽量瓦ルーガで葺き替え
災害に強い軽量瓦ルーガに葺き替えます。
平らな鉄平という形を選びました。
これで終わりました。
【詳細】今回使用した地震や台風に強い軽量瓦ルーガの特長
ケイミュー(KMWE)というメーカーの商品です。
松下電工とクボタが合併して作った会社です。
現在では屋根や外壁材のトップメーカーです。
軽い
陶器平板瓦の約1/2の重量で、地震時の揺れを軽減します。
台風などの災害い強い
風速30m/sで散水量240mm/hrの防水試験で裏面への漏水はほとんどありませんでした。
また風速60m/sの耐風試験でも飛散しませんでした。
色あせしにくい
30年相当の超促進対候性試験で色差が目立たないことが確認できました。
理由は無機系の塗膜を表面に施しているため長期にわたり色あせを防ぎ、鮮やかな色と光沢を保ちます。
衝撃に強い
大人が木槌で思い切り叩いても割れません!
強い衝撃が加わった際にも、素材そのものがたわんで衝撃や荷重を吸収します。
最近は災害が増えていますのでこのような災害にも強い瓦が人気を集めています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事を書いた人
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【所有資格】
2級建築施工管理技士
宅地建物取引士
外装劣化診断士
2級福祉住環境コーディネーター
\ 創業50年以上・施工実績 4,900件以上 /
一人でも多くの人に適正なリフォームをして欲しくて、一人でも多くの笑顔(スマイル)が見たくて、この事業を展開することにしました。
まだまだ未熟者ですが、精一杯の真心と愛情を込めて対応させて頂きます。
初心を忘れることなく、どんな小さな工事でも喜んでお請け致しますので、お気軽にお申し付けください。