奈良県宇陀市 25年以上無塗装のモニエル瓦の屋根調査
2018-08-27
奈良県宇陀市M様の屋根調査です。
今回はモニエル瓦の調査です。
25年以上も無塗装ですので表面の塗装が剥がれています。
素材のセメント基材が見えています。
割れている瓦が一枚あります。
このモニエル瓦の素材はセメントでその上に着色スラリー層と
更にその上にクリアー(透明)の塗装で仕上げられています。
素材そのものは30年の寿命ですが、それは10年ごとの塗装が前提となります。
逆に言うと塗装していないと30年は持ちません。
元々は最初のクリアーの塗装で防水効果を保ちますが、10年前後で剥がれてきます。
そうなると防水効果は減り、瓦の劣化が急速に進みます。
そういった意味で10年ごとの塗装が必要になります。
今回のM様の場合は中古住宅で購入されていますので、
そこまでの意識が無いのも無理はなく仕方のない状況でした。
またモニエル瓦の塗装は嫌がる職人が多いです。
理由は失敗が多く、また手間がかかるからです。
次回はその辺りもお話ししていきましょう。
これで今日は終了です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事を書いた人
-
【所有資格】
2級建築施工管理技士
宅地建物取引士
外装劣化診断士
2級福祉住環境コーディネーター
\ 創業50年以上・施工実績 4,900件以上 /
一人でも多くの人に適正なリフォームをして欲しくて、一人でも多くの笑顔(スマイル)が見たくて、この事業を展開することにしました。
まだまだ未熟者ですが、精一杯の真心と愛情を込めて対応させて頂きます。
初心を忘れることなく、どんな小さな工事でも喜んでお請け致しますので、お気軽にお申し付けください。