磯城郡三宅町 外壁のコーキング修理と塗装の見積もり相談
2019-12-23
奈良県磯城郡三宅町U様の現場調査です。外壁の目地のコーキング(シーリング)の修理と塗装の相談をしたいというお問合せがありましたので伺いました。
北側は苔や藻が付いています。
外壁を手で触ってみると
少し粉が付きました。チョーキング現象です。塗料の成分の分子が分離し始めている証拠です。塗料は顔料(色付け)と樹脂(シリコンやフッ素)と添加物と溶剤からなります。乾燥すると溶剤は揮発してなくなりますのでそれ以外の3つが主な主成分になります。それぞれの分子が結合している間は防水性や低汚染性等の効果を発揮していますが、劣化した外壁を手で触ると粉が付くことを白亜化(チョーキング)現象といい、この分子の結合の分離を示します。U様の外壁の劣化が進行している状態です。
続いて外壁のコーキングです。
隙間が空いています。年数が経過すると痩せてきます。
これも隙間が空いてます。また破断しかけています。
ほぼ全ての方角のコーキングが劣化していました。
建築してから20年近くなるということで、コーキングは打ち替えの時期に来ていることと、外壁の塗装も同時にしたおいた方が良いことも提案させて頂きました。今回のような窯業系のサイディング壁は出荷時は透明の塗装がしてあるので、防水性や汚れも付きにくくなっていますが、10年くらい経過するとこの塗装も剥離して防水性も低下して汚れてきます。なので外壁のコーキングと同時に塗装もすることをお勧めします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事を書いた人
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【所有資格】
2級建築施工管理技士
宅地建物取引士
外装劣化診断士
2級福祉住環境コーディネーター
\ 創業50年以上・施工実績 4,900件以上 /
一人でも多くの人に適正なリフォームをして欲しくて、一人でも多くの笑顔(スマイル)が見たくて、この事業を展開することにしました。
まだまだ未熟者ですが、精一杯の真心と愛情を込めて対応させて頂きます。
初心を忘れることなく、どんな小さな工事でも喜んでお請け致しますので、お気軽にお申し付けください。