橿原市 セメント瓦塗装前の洗浄を丁寧にするかがポイント
2018-12-07
奈良県橿原市Y様の屋根外壁塗装工事です。
まずは足場を組みます。
今回の屋根はセメント瓦でモニエル瓦(ホームステッド)です。
(現在は廃盤)
モニエル瓦はセメント基盤の上に着色スラリー層があり、
さらにその上にクリアー(透明)の塗装が塗られています。
経年するとクリアーの塗装は剥がれ落ち、着色スラリー層が現れていきます。
このスラリー層は塗料との密着が悪いので、
その対処をすることが最大のポイントになります。
まずはこのスラリー層を取り除くために丁寧な洗浄が必須です。
このように近づけて洗浄します。
洗浄してある程度汚れが落ちました。
モニエル瓦塗装の失敗例
香芝市のお客様から相談を受けましたが
見積もりサイト(ポータルサイト)で数社の見積もりを取り、
そこで一番安い業者で施工を依頼したそうです。
塗装して2年後にこのような状態になりました。
現在はその業者と訴訟の手続きをしているそうです。
当時の見積もりを見せてもらいましたが、
見積もり自体もいい加減で、しかもモニエル瓦に塗る下塗り材ではありませんでした。
もちろん洗浄でしっかりとスラリー層を落としているかどうかも怪しいですね。
このモニエル瓦の塗装は洗浄と下塗りが大切で、
いわゆる下地調整の部分が肝になってきます。
リフォームの場合は如何にこの下地調整を正確に
丁寧にすることが重要なポイントになります。
ですがほとんどの塗装業者はこの重要なポイントを教えてくれません。
今後の塗り替え時にはこの工程を注意して見ましょう。
業者選びの参考にしてください。
これで今日は終了です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事を書いた人
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【所有資格】
2級建築施工管理技士
宅地建物取引士
外装劣化診断士
2級福祉住環境コーディネーター
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一人でも多くの人に適正なリフォームをして欲しくて、一人でも多くの笑顔(スマイル)が見たくて、この事業を展開することにしました。
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