奈良県橿原市 セメント瓦屋根に断熱遮熱塗料ガイナを塗装
2017-12-21
奈良県橿原市K様のセメント瓦に中塗りとして
断熱セラミックガイナ(GAINA)を塗っていきます。
このガイナは断熱と遮熱の両方の効果を
同時に発揮する優れた塗料です。
日本の宇宙ロケット開発技術を応用して生み出された商品です。
その技術というのは、ロケットの先端部(フェアリング)で
使われている塗装で断熱をする技術です。
断熱塗料の研究・開発を長年続けていた中で
その性能がJAXAに認められ、
“塗装で断熱ができる技術”を
正式にスピンオフ(技術移転)したことで、
「断熱セラミック ガイナ」として、
皆様の暮らしのなかへ活用できるようになりました。
そんな塗料を中塗りの材料として使用します。
今回の屋根の面積は100㎡程度でしたので、
本来なら3缶で十分いけますが、
念のため4缶取りました。
大屋根の棟から軒先にかけて塗っていきます。
ガイナ(GAINA)の特徴として
セラミックが成分の60%を占めています。
乾燥後には80%になり、
顕微鏡で見るとほぼセラミックで覆われた状態になります。
このセラミックが断熱効果と遮熱効果を
最大限に高めてくれています。
ちなみに通常の塗料のセラミックの成分は
10%から20%でして、
ガイナの1/3か1/4程度しか入っていません。
通常の塗料よりは、
かなり多くセラミックが含まれています。
ガイナの中塗りが完了しました。
色が白く感じますよね?
これはセラミックの特徴で、
セラミックは無機系の硬質ですので
元々が白色になります。
セラミックが多くなると、
薄い色になってきます。
逆に言うと黒や濃い色が出ません。
この後は十分に乾燥させます。
ちなみにガイナスタジオ関西でガイナ(GAINA)の
遮熱実験をした模様です。
外側の屋根に一般塗料を塗っているもの(写真左側)と
ガイナ(写真右側)を塗っているものを用意し、
外側から100Wの電気を当てます。
5分後の室内温度はどうなっているでしょう?
左の写真の通り4.9℃の差が出ました。
(左38.0℃・右33.1℃)ちなみに2時間後には
5.5℃の差が出ていました。
外気を室内に通しにくい遮熱の効果があります。
暑いのが苦手、光熱費を下げたい方にお勧めです。
今日はこれで終了です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事を書いた人
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2級建築施工管理技士
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