奈良県橿原市　洋瓦に20年の耐久性のガイナを塗装

目次1　洋瓦の塗装前の洗浄が重要
今回は洋瓦でしかも特殊なモニエル瓦です。
このモニエル瓦の塗装前の高圧洗浄で手を抜くと必ず失敗しますので、慎重に進めていく工程になります。

いわゆる日本瓦とは違い、今回のセメント瓦の表面は塗装で防水や保護されていますので、10年を経過すると劣化してきます。
なので大体10年前後に塗装しないといけません。
そうすることで30年ほど持つと言われています。

さらに今回のモニエル瓦の表面には着色スラリー層が塗装されており、これが次に塗る塗装との密着が悪いのが一番気を付けないといけないところです。
適当に洗浄してスラリー層を大量に残してしまうと塗装が数年で剥がれてきます。
なのでこの高圧洗浄でいかにこのスラリー層を除去するかが失敗しないポイントになってきます。

ただこのモニエル瓦は現在では製造されていません（廃盤）ので、割れると差し替えが出来ません。
なので割れないようにしないといけません。
水圧を強くして除去したいですが、割れると困るので、ここの調整がいつも難しいです。

洗浄が終わり、ある程度は残りましたが、最初に比べるとかなり除去できました。
ちなみに屋根だけでも2時間以上はかかりました。
高圧洗浄で手を抜くと屋根の塗り替えは必ず失敗しますので注意しましょう。

目次2　失敗しない塗装は1回目の下塗りが決め手
今回は洋瓦でも特殊なモニエル瓦でして、塗装の失敗が多く、ハウスメーカーのリフォーム部では避けるくらいです。
ただ使用する塗料を間違えなければ、それほど難しくはありません。
今回下塗り塗料として使用したのが水谷ペイントのスラリー強化プライマーです。

モニエル瓦の表面には着色スラリー層という塗膜があり、これが次に塗る塗料との密着が悪い性質を持っています。
なので前回の洗浄である程度除去してから、それでも100％は無理なので、そのうえで密着を高めてくれるこのプライマーを使います。
ここの塗料の選択を間違えると数年で塗装が剥がれてきて失敗します。

この密着が悪い着色スラリー層の特性を無視して塗料を選んで失敗する業者が多い。
これが一番の理由です。

白濁するくらいたっぷりと使って塗ります。



1回目の下塗り塗装でした。
その他のモニエル瓦の塗料として、大同塗料やオリエンタル塗料も昔から出ています。
最近ではいろんなメーカーがモニエル瓦専用のプライマーや塗料を販売していますので、信頼できる塗装会社や業者にお尋ね下さい。

目次3　20年の耐久性と遮熱と断熱効果があるガイナを塗装
洋瓦に断熱セラミックガイナを塗装します。

2回目の中塗りです。



中塗りが終わりました。
乾燥させてから仕上げの上塗りです。

端部を刷毛で塗ります。

暑い夏は遮熱効果で涼しく、寒い冬は断熱効果で暖かくしてくれるので電気代が安くなります。


今回使用した断熱セラミックガイナの塗料です。

真夏に塗装していると、翌日にはお客様から『2階の暑いのがマシになってる！！』『エアコンなくても汗が出ない！』と言われました。

 

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断熱セラミックガイナとは
断熱セラミックガイナ(GAINA)はジャクサ（JAXA)が宇宙ロケットの先端部に塗布する断熱技術を開発し、それを民間転用されたものです。（民間の技術ではこのガイナが初めて採用されました。）
長寿命のほか、暑い夏には遮熱、寒い冬には断熱効果も発揮します。
最近ではこの効果が認められ省エネ大賞を受賞、岩谷直治記念賞を受賞しました。
また羽鳥さんのモーニングショーやNHK等のテレビにも多数取り上げられている注目の塗料です。
弊社ではガイナの提携施工店（日進関西）になっていますので、お気軽にお尋ね下さい。
断熱セラミックガイナの詳細はコチラです。

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これで終了です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。