奈良県橿原市 屋根の棟瓦の積み替えで雨漏り修理工事

奈良県橿原市Y様の雨漏り修理工事です。

前回の雨漏り調査で大屋根の棟瓦からの雨漏りが分かりましたので

その棟瓦を積み替えます。


実際の棟瓦の積み替え工事

工事前です。

棟瓦が3段で段数が少ない、それと一番上に乗せる冠瓦の幅が小さいことが

雨漏りの原因にもなります。

橿原市 棟瓦工事前

まずは既存の瓦をめくります。

めくったら土が少し湿っていました。

やはり雨漏りしていました。

橿原市 棟瓦工事めくり

この瓦と瓦の幅が大きく開いていたことも雨漏りする原因でした。

今度はその幅を狭くします。

橿原市 棟瓦工事瓦入れる

中に南蛮漆喰を詰めながら瓦を入れます。

白色が南蛮漆喰です。

橿原市 棟瓦工事瓦入れる2

ノシ瓦を重ねていきます。

橿原市 棟瓦工事ノシ瓦を重ねる

冠瓦を乗せて完成。

橿原市 棟瓦工事冠瓦を乗せる

反対側からの写真。

橿原市 棟瓦工事冠瓦を乗せる2

ノシ瓦が3段から4段になり、冠瓦の幅も大きくなりました。

これで雨漏りの心配がなくなりました。

橿原市 棟瓦工事完成


雨漏りしにくい屋根の棟瓦の構造にするには

一番雨に当たる冠瓦(一番上の瓦)をできるだけ幅が大きいものを使用する。

小さければ小さいほど下のノシ瓦に雨が当たり、雨が中に入る確率が上がります。

ですのでできるだけ大きい冠瓦を使いましょう。

幅の小さい冠瓦(丸くなっています)

橿原市 棟瓦工事前

幅の大きい冠瓦(平らになっています)

橿原市 棟瓦工事完成

次に棟のノシ瓦の段数を大屋根の棟(一番上)は4段以上、

隅棟(寄棟の斜めの棟)は3段以上積みましょう。

段数が低ければ低いほど中に入った雨が外に排出されず、

雨漏りしやすい構造になっています。

低い段数だと3年から5年に1回のペースで漆喰の塗り替えをしなければいけなくなり、

維持管理のメンテンスのコストもかかります。

余談ですが、漆喰の塗り替えを頻繁にしている人は棟瓦の段数を確認してください。

段数が少ない可能性がありますので。

棟瓦の冠瓦とノシ瓦の段数には気をつけて雨漏り修理をお願いしましょう。


これで終了です。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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この記事を書いた人

植上 功一
植上 功一外壁屋根塗装スマイル|店長(診断士・監督・営業)
【所有資格】
2級建築施工管理技士
宅地建物取引士
外装劣化診断士
2級福祉住環境コーディネーター

\ 創業50年以上・施工実績 4,900件以上 /
一人でも多くの人に適正なリフォームをして欲しくて、一人でも多くの笑顔(スマイル)が見たくて、この事業を展開することにしました。
まだまだ未熟者ですが、精一杯の真心と愛情を込めて対応させて頂きます。
初心を忘れることなく、どんな小さな工事でも喜んでお請け致しますので、お気軽にお申し付けください。

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