【奈良県桜井市】屋根塗装|失敗の多いモニエル瓦の塗装で高圧洗浄がポイント
2016-06-03
奈良県桜井市のT様邸の屋根塗装が始まりました。
その前にこのT様の屋根の診断時の写真
けっこう傷んでいます。
原因は色々あるかと思いますが、塗り替えた数年で塗装が剥離してきたそうです。
この洋風の瓦はモニエル瓦といって、今は製造されていません。
モニエル瓦とはセメント瓦でして、セメントの上にスラリー層(着色剤)が吹き付けられて、最後に仕上げで透明の塗装という工程で造られています。
このスラリー層は塗膜の密着性が非常に悪く、仕上げで塗られている透明の塗装も数年で剥離しています。
そのため、塗り替えをする場合はこのスラリー層をできるだけ除去する必要があります。
そうしないと次に塗る塗料の密着性が悪くなります。
これがモニエル瓦を塗装する時の一番のポイントです。
そうしないと、どんなに良い塗料を塗っても長持ちしません。
赤外線カメラで見た状況です。
赤くなっている箇所は温度が上がっています。
塗膜が剥離しているほど、温度が上がりやすくなります。
セメント基盤が出ている箇所とスラリー層と旧塗膜が混在している状況ですね。
さてこの事を踏まえて工事をさせて頂きます。
まずは洗浄です。
しっかりと旧塗膜とスラリー層を除去するため、
近づけて念入りに洗浄します。
随分とキレイになりました。
ほとんどスラリー層と旧塗膜は除去できました。
残りは手作業でケレン除去していきます。
洗浄だけでほぼ1日かかりましたので、今日はこれで終了です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事を書いた人
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