〝トタン葺き屋根塗装(塗り替え)〟奈良県・三重県限定 屋根塗装(塗り替え) 用語集
2017-10-02
奈良県、三重県限定の屋根塗装(塗り替え)ですが、今回はトタン葺き屋根といった屋根材の塗装についてお話させてもらいます。非常に失敗が多いので十分に注意をしてお願いしましょう。
目次1 トタン葺き屋根とは?
トタンを正式には「亜鉛メッキ鋼板葺き」と言います。
トタン屋根葺き
メリットは
軽い(日本瓦の10分の1程度)
安価
デメリットは
耐久年数が短い
断熱性能が低い
遮音性が低い
現在ではトタンを用いることはなく、耐久性と機能性に優れたガルバリウム鋼板を用います。
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板を正式には「合金メッキ鋼板葺き」と言います。ガルバリウム鋼板やトタン屋根のいずれも金属屋根に当てはまります。
目次2 トタン屋根塗装(塗り替え)の必要性
基本的な寿命は20年から30年と言われています。ただし10年に一度塗装をすることを前提とされています。これは表面が塗装で仕上げをされているため、その塗装が劣化してくると、防水効果もなくなり、錆が出てきたり、汚れが付着しやすくなり、場合によっては穴が開くこともあります。
塗装して17年経過
塗装をされていないと、この寿命も短くなりますので、定期的にメンテナンスをしていきましょう。
目次3 トタン屋根塗装(塗り替え)のポイント
ポイント1 高圧洗浄を丁寧にする。
何十年もの汚れをしっかり除去しないとどんなに良い塗料を塗っても長持ちしません。
ポイント2 下地処理や下地調整をする
旧塗膜があれば皮スキで除去します。
サンドペーパーで研磨。
これは小さな傷をつけることで、塗料が馴染みやすく、密着を高める効果があります。
錆び止め塗装
これは下塗り塗装といい、1回目の塗装になります。これを抜いてしまうと絶対に長持ちしません。
よく錆び止め塗装をせずに、その代わりに主剤である上塗り材を2回や3回と多く塗る職人もいますが、あまり意味がありません。
主剤の塗装前の工程をいかに適正にするかで全てが決まります。
目次4 トタン屋根塗装のお勧めの塗料
トタン屋根塗装は金属素地や鉄部に塗装する塗料を選びます。その範囲で言いますと、昔から有名なのは日本ペイントです。その中でも以下の2つがお勧めになります。
ファインシリコンフレッシュ(シリコン樹脂、2液型、弱溶剤)
ファイン4Fセラミック(フッ素樹脂、2液型、弱溶剤)
金属素地や鉄部には弱溶剤(油性)で2液型が良いです。塗料には水性と油性、1液型と2液型とがあります。簡単に言いますと、2液型の油性が一番耐久性が高いです。ただし、塗装をする下地や傷み具合によっても変わります。このあたりは別の機会にお話させて頂きます。
この記事を書いた人
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【所有資格】
2級建築施工管理技士
宅地建物取引士
外装劣化診断士
2級福祉住環境コーディネーター
\ 創業50年以上・施工実績 4,900件以上 /
一人でも多くの人に適正なリフォームをして欲しくて、一人でも多くの笑顔(スマイル)が見たくて、この事業を展開することにしました。
まだまだ未熟者ですが、精一杯の真心と愛情を込めて対応させて頂きます。
初心を忘れることなく、どんな小さな工事でも喜んでお請け致しますので、お気軽にお申し付けください。