橿原市 セメント瓦屋根の雨漏り調査と診断
2017-11-27
奈良県橿原市K様の雨漏り調査です。
前回の調査では足場がなく、
詳しく調べられなかったので
今回は入念に調べていきます。
足場を組みます。
屋根から高圧洗浄します。
すると、水をかけていない外壁の雨戸の
シャッターボックスから水が出てきました。
こちらも出てきています。
ちなみに外壁は濡れていません。
念のため屋根裏を見ます。
漏れていました。
こちらも漏れています。
一見屋根を外から見ても異常はないけど、雨漏りしました。
前回の調査の写真の時のこのシミは雨漏りのシミでした。
早速屋根瓦を捲り(めくり)ます。
屋根の中に入った雨が
防水紙の上を通って軒先まで落ちてきます。
その落ちてきた雨が外へ出られない
構造になっていました。
軒先にある木(破風板)が雨をせき止めていました。
軒先は防水紙が切れていますので、
雨は下へ落ちていきます。
その雨が室内や外壁の内側を伝って漏れていきます。
防水紙をめくると軒先の下地は腐っていました。
これで雨漏りの原因が分かりました。
念のため富士スレートのエアルーフの
施工マニュアルを確認しますと
メーカーのマニュアル通りに
施工されていたことが分かりました。
現在ではこのような形の施工方法ではなく、
直接雨が外へ出るような方法で施工しています。
普通の塗装屋なら恐らくこの原因は
発見できなかったと思います。
工務店出身で、経験豊富なスタッフがいるからこそ
この原因の発見に繋がったと思います。
ただ、雨が屋根の中に入る
根本的な原因は追究できていません。
これを調べるとなると、
屋根瓦の全てを捲らないと分かりませんので、
大変な工事になります。
K様はそこまでは望んでいないので、
修理をすることになりました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事を書いた人
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【所有資格】
2級建築施工管理技士
宅地建物取引士
外装劣化診断士
2級福祉住環境コーディネーター
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一人でも多くの人に適正なリフォームをして欲しくて、一人でも多くの笑顔(スマイル)が見たくて、この事業を展開することにしました。
まだまだ未熟者ですが、精一杯の真心と愛情を込めて対応させて頂きます。
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