【屋根工事・屋根リフォーム・屋根修理・雨漏り修理・屋根塗装】三重県名張市T様邸 屋根重ね葺きと雨樋交換工事の詳細です。
2017-03-26
名張市T様の屋根の重ね葺き工事の詳細についてお伝えします。
まずは工事前の調査からです。
はしごをかけて屋根を見ます。
ドーマーの換気口のカバーが取れかかっています。
強風で取れたら大変なことになりそうです。
近くで見ると中も腐りかけています。
その周辺の板金も取れかかっています。
放っておくと雨漏りします。
カラーベスト屋根(スレート瓦)本体も変色しています。
4年前に塗り替えをされたそうですが、
状態はよくありません。
前の塗装屋の塗り忘れですね。
足場の足あとが残っています。
雨樋も傷んでいます。
屋根のドーマーのカバーの修理と
屋根のメンテナンスは考えたほうが良いとお伝えしました。
T様は屋根の塗装を考えていましたが、
数年しか持たないことを伝えますと、
屋根を重ねる工事をさせてもらうことになりました。
以上のようなことを踏まえて
屋根の重ね葺き工事をお伝えしていきます。
まずは足場の組立です。
今回は重ね葺きでして、
今の屋根に新しい屋根を重ねていきます。
既存の屋根をめくらないので、余計な処分費用もいらずに、
工期も短くて済みます。
まずは棟板金を外します。
棟の下地を打っていきます。
下地材に板金を入れます。(緑色の部分です)
万一雨が入っても雨樋に流れるようにします。
これも雨漏りを防ぐことになります。
軒先から屋根材を重ねていきます。
今回の商品はニチハの横暖ルーフといいまして、
重ね葺きとしてはよく売れている商品です。
特徴として
とにかく軽い!
(下図をクリックすると拡大されます)
瓦と比較すると1/10、カラーベスト屋根でも1/4~1/5の重さ。
軽いと地震にも強くなりますね。
遮熱素材のため夏は涼しい!
(下図をクリックすると拡大されます)
遮音性も高い!
(下図をクリックすると拡大されます)
屋根材の裏側に断熱材が入っているため、
その断熱材がクッションとなり遮音性を高めてくれます。
また断熱材も一緒に設置されているので、
冬の断熱効果も期待できます!
そんないいことづくしの横暖ルーフでした。
さて屋根の重ね葺き工事に戻りまして、
軒先から屋根材(横暖ルーフ)を重ねていきます。
重ねている途中を上から見た写真です。
下から見た写真です。
上まで重ねることが出来ました。
あとは棟に板金を被せます。(木材が出ている箇所)
続いてドーマーも被せていきます。(上の三角の箇所)
ここですね。
鼻隠し(雨樋の下地・裏)の修理です。
継ぎ目が割れていますので、コーキングします。
修理前。
修理後。
雨樋を外しているタイミングにしか修理できませんし、
雨漏りの原因にもなるので修理しました。
続いて雨樋の交換です。
交換前。
交換後。
違う角度です。
続いてドーマー換気口の修理です。
修理前。
修理後。
反対側も一旦外して留めておきます。
屋根の重ね葺きが完成しました。
これで終了です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事を書いた人
-
【所有資格】
2級建築施工管理技士
宅地建物取引士
外装劣化診断士
2級福祉住環境コーディネーター
\ 創業50年以上・施工実績 4,900件以上 /
一人でも多くの人に適正なリフォームをして欲しくて、一人でも多くの笑顔(スマイル)が見たくて、この事業を展開することにしました。
まだまだ未熟者ですが、精一杯の真心と愛情を込めて対応させて頂きます。
初心を忘れることなく、どんな小さな工事でも喜んでお請け致しますので、お気軽にお申し付けください。