橿原市 屋根塗装前に雨漏り防止にタスペーサーを入れる
2018-06-28
奈良県橿原市M様の屋根塗装工事です。
スレート屋根を塗装する時には雨漏り防止にタスペーサーを入れます。
通常スレート屋根は下記のように重ねるようにして設置していきます。
そのスレート屋根の塗装前に縁切り材のタスペーサーを入れます。
タスペーサーはスレート屋根と屋根の重なり代に入れます。
これを入れる目的は雨漏り防止です。
新しいスレート屋根は屋根の重なり代にわずかなすき間があります。
これは万一屋根の中に雨水が浸入しても、そのすき間から抜け出しやすくするためです。
そうすることで雨漏りを防ぐことができます。
ところが屋根塗装をすると、そのスレート屋根の重なり代に塗料が引っ付くことが多く、
元々あったすき間が埋まってしまうことがあります。
(タスペーサーのメーカーの株式会社セイムのHPの写真抜粋)
そうなると浸入した雨水は外へ出ることができずに下へ下へと流れていき、
結果雨漏りになっていく可能性が高くなります。
塗料が引っ付いたスレート屋根の重なり代を剥がしてみると
このように溜まった雨水が流れてきます。
最悪の事態だとこのように下地を腐らせます。
これが酷くなると、下地全体や柱といった構造体まで腐らせることになります。
それに気づいたときには手遅れという場合もありますので、十分に注意しましょう。
では工事に戻ります。
スレート屋根の重なり代にタスペーサーを入れます。
入れ込むと見た目の違和感は無くなります。
通常は1枚のスレート屋根に2か所入れます。
赤丸がタスペーサーを入れた箇所です。
これで屋根の通気も完璧で雨漏りの心配もありません。
これで終了です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。