【奈良県桜井市】屋根塗装|失敗の多いモニエル瓦の塗装で高圧洗浄がポイント

奈良県桜井市のT様邸の屋根塗装が始まりました。

その前にこのT様の屋根の診断時の写真

多田様 診断書南東屋根_1

けっこう傷んでいます。

原因は色々あるかと思いますが、塗り替えた数年で塗装が剥離してきたそうです。

この洋風の瓦はモニエル瓦といって、今は製造されていません。

モニエル瓦とはセメント瓦でして、セメントの上にスラリー層(着色剤)が吹き付けられて、最後に仕上げで透明の塗装という工程で造られています。

このスラリー層は塗膜の密着性が非常に悪く、仕上げで塗られている透明の塗装も数年で剥離しています。

そのため、塗り替えをする場合はこのスラリー層をできるだけ除去する必要があります。

そうしないと次に塗る塗料の密着性が悪くなります。

 

IMG_1647

 

これがモニエル瓦を塗装する時の一番のポイントです。

そうしないと、どんなに良い塗料を塗っても長持ちしません。

赤外線カメラで見た状況です。

多田様 診断書赤外線カメラ yane_1

赤くなっている箇所は温度が上がっています。

塗膜が剥離しているほど、温度が上がりやすくなります。

セメント基盤が出ている箇所とスラリー層と旧塗膜が混在している状況ですね。

さてこの事を踏まえて工事をさせて頂きます。

まずは洗浄です。

CIMG2144

しっかりと旧塗膜とスラリー層を除去するため、

近づけて念入りに洗浄します。

RIMG0011

 

RIMG0008

随分とキレイになりました。

CIMG2155

ほとんどスラリー層と旧塗膜は除去できました。

残りは手作業でケレン除去していきます。

CIMG2159

洗浄だけでほぼ1日かかりましたので、今日はこれで終了です。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 


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