奈良市 失敗の多いモニエル屋根瓦の塗装リフォーム
2019-12-05
奈良市N様のモニエル屋根瓦の塗装リフォーム工事です。
モニエル瓦の塗装は失敗が多く問題になっているリフォームですので慎重に行ないます。
ポイントはモニエル瓦に付着している着色スラリー層への処理です。実際の工事を見ながらご説明させて頂きます。
目次1 高圧洗浄
目次2 モニエル瓦の最適な下塗り塗装
目次3 10年持つシリコン塗料で塗装
モニエル瓦に付着しているスラリー層は塗料との密着が悪いのでその除去をすることが最大のポイントになります。
洗浄前は苔や藻があります。

洗浄していきます。



これである程度はスラリー層が除去できました。
このモニエル瓦の塗装は失敗が多く、
塗装後2~3年で剥がれているケースも多いです。
その理由の1つに塗料の選定を間違えていることがあります。
今回は最適な下塗り材のスラリー強化プライマー(水谷ペイント)を塗ります。

モニエル瓦の表面の着色スラリー層が次に塗る
塗料との密着が非常に悪いので、それ専用の
塗料を使用する必要があります。
それを知らない職人が塗装するので失敗が起こり
ます。このスラリー強化プライマーはモニエル瓦
でも密着性を高めてくれる下塗り材。
なのでモニエル屋根瓦の塗装には欠かせません。
実際に作業していきます。

塗った当初は白濁するくらいで丁度良いです。
たっぷり塗るように仕様書にも謳われています。

乾燥すると透明になります。



これで下塗りは完成です。
モニエル屋根瓦の塗装で失敗しないポイントは、高圧洗浄でこのスラリー層をできるだけ落とし、それに合った塗料を選ぶことが大切になります。
業者選びの参考になれば嬉しいです。

では中塗り塗装をしていきます。





これで中塗り塗装は終わりました。